あらすじ
直木賞作家が描く江戸の痛快時代劇!
静かな余生のはずが・・・・・・
なんでこうなった!?
ひとり静かに老後を送りたいお麓のもとへ
ふたりの幼馴染が転がり込んできた!
名主の書役として暮らし、歌を詠みながら安穏の余生を送ろうとしていた
お麓の閑居へ、能天気なお菅と、派手好きなお修が転がり込んできた。
さらには、お菅が空き地で倒れていた女と声が出せない少女を
見つけてきてしまう……。
お麓にとって騒がしい悪夢の日々が始まった。
何が悲しくて婆三人つるまなければならぬのか――。
泣いて笑える江戸の痛快小説。
解説=田口幹人
「読みどころは、お麓、お菅、お修のお萩との交流を経て変わっていく
心模様である。お萩の出自に辿り着いてしまうと、
四人の暮らしが失われるかもしれないという不安を抱えつつ、
お萩の未来に寄り添う姿に、胸が熱くなった。」
(解説より)
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
婆たちとちょうど同じ歳頃です。皆でにぎやかな食事を取る幸せも、そこに娘のいる喜びも、とてもうらやましく思います。物語も面白かったけど、日常の小さな優しい時間により惹かれました。
Posted by ブクログ
お萩の声が出た時、涙がでました。
一哉のことば
お萩にとって歌は悲しみを癒すための大事な道のり、遍路の旅に出ているようなもの。
そして誰かが寄り添う事はそれ以上の良薬。
西條さんの本。読むと暖かくなり救われます。
Posted by ブクログ
お麓の住む長屋にお菅がやって来てお修もやって来た。三者三様の婆さま、幼なじみとはいえ仲良くはないのですこの方々は。
さらに面倒を見ることになったのは声の出ない少女。喧嘩したり笑い合ったり忙しい暮らしが始まる。
私が一番似てるのはお麓さん
融通が効かなくて頭がかたい……フフ
Posted by ブクログ
ほんと驚き 読み始めて婆殿と喋れない娘と長屋の日常生活かと思いきや 姫様勧進帳の物語だとは、どんどん読んでいきまさか読み終えたとは。堺に行くことなくないとも思うけど、婆殿達は旅立つのだよ しかし縁とは不思議なものだ
Posted by ブクログ
なんという、希望に満ちた終わり方だろうか。
婆と言われてるが、江戸時代の婆なら今の自分と同年代だろう。
プライドばかり高い小心者のお麓が自分に重なって、地雷踏まれまくった気がしたが、最後は爽快な気分になれた。
3匹のおっさんがオジサマたちの応援小説なら、姥玉みっつは、オバサマたちへの応援小説だろう。
Posted by ブクログ
タイトルに惹かれて購入
おはぎ長屋にそれぞれ暮らす3人の老婆たち
(現代の年齢ではまだまだお若いけれど)
もともと幼なじみの3人の会話劇はテンポも良く心地よい
女三人寄れば姦しいとはこのことかと、口許も弛む。
そんな3人のところに、幼女のお萩が現れるところから
物語は始まる。
口の聞けないお萩。
出生も何も分からない幼女に3人はそれぞれ得意分野を教えながら、共に暮らしていく。
その日々はかけがえがなく、大切な存在へとなっていく。
一方で、お萩がこのままここで暮らしていくことが本当にこの子の幸せなのかと、いつかは離れる時が来るのでは?というほんのりとした寂しさを抱えている様は、現実としてそうであっても、そんなラストは見たくないなぁと思ってしまった。
それでも、目が離せず一気読みしたこの作品。
最後の数行が、素敵だったのでまたもや、口許が弛んでしまった。