あらすじ
「君からはいつも強い怒りの匂いがした」――カフェでアルバイトをしていた朝倉満は、客として来店した小川朔に、自身が暮らす洋館で働かないかと勧誘される。朔は人並外れた嗅覚を持つ調香師で、その洋館では依頼人の望む香りをオーダーメイドで作り出す仕事をしていた。朔のもとには、香りにまつわるさまざまな執着を持った依頼人が訪れる。その欲望に向き合ううちに、やがて朔が満を仕事に誘った本当の理由が分かり・・・・・・。香りを文学へと昇華させた、第6回渡辺淳一文学賞受賞作『透明な夜の香り』に続くドラマチックな長編小説にして、直木賞受賞第一作!
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あっという間に読み終わった。突出した才能があることを羨ましく思う反面、それを得たことによって生じる不便や不都合もあるのだろうなと思った。過去の自分も現在の自分も整理してスッキリさせたいなと思った。
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透明な夜の香りの2部作
一香の後に雇われた満(みつる)
過去に深い傷を負ったような影をまとっている
そんな彼を中心に香り依頼の客もまたまた訳ありで
サクサクと読む手が止まらない
3部作目の『燻る骨の香り』も楽しみ
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こんなにも、読みおわらないでおくれ!
と読む手を緩めた作品は久しぶりでした。
やっぱり初夏に読むべき作品
今も降ってる初夏の雨
窓開けると、ムン!とする空気
作中とシンクロする
『透明な夜の香り』の続編。
前作主人公だった一香ちゃんではなく、
朝倉満くんという、後任の男の子が主人公。
ムムっ!一香ちゃんじゃないのかい?
雰囲気、それこそ香りが変わってしまうのでは?
という心配も杞憂、なっとくの世界観。
調香師、小川朔の相変わらずな佇まいや
言動はクセになります。ファンも多いらしい。
少しずつ明らかになる朔の過去も
決して明るくはないし、登場するクライアントも
どこでみつけてくるんだい?
新城?ってくらいクセありすぎです。
ちなみに一香ちゃんは黒木華ちゃんが
私の脳内では演じています。
朝倉くんは貫一郎くんかなぁ?
今回も相棒の新城はいい塩梅のムードメーカーだし、庭師源さんも言うことなし!の最高の脇役でした。
源さんサイドストーリーが、本編をよりよく
彩ってましたね。丁度いい!文句なし(´ε` )
最新刊にて、完結編が単行本で発売されて
おりますが、読みたいのはヤマヤマですが
「面白いのは知ってるけど、ブンコマツ!」を
発動いたします( ̄^ ̄)ゞ
また再読するチャンスを
未来の自分にプレゼント!
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千早さんの文章を一言で表すならば「静謐」。
それほど多くの作品を読んでいるわけではないけれど、千早さんの本を読み終えると、いつもボーッと天井を見上げたまま、しばらく動けなくなる。
自分には刺さりすぎるものが多すぎる。
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香りシリーズ 一気読みしました
匂いにより 人の心のうちまで分かってしまう 調香師とそこで働くことになる人々の お話。静かなストーリーだが、相棒がガサツでまた面白く 一気に読んでしまう
面白さが 病みつきになった
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面白かった!
茉莉花の香りが嗅ぎたくなりました。
満くんの過去が悲しくて、読むのが辛かった…
あと朔さんとの意外な関係もびっくり!
また、一香と朔さんの関係はまだ続いてることが知れて良かった。
このシリーズはしっとりとした雰囲気があるので夜に読むのが会うなぁと思います。、
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「透明な夜の香り」の続編。前作に続いて少し登場する若宮一香の存在や本作の主人公である朝倉満の過去などによって小川朔の心情にわずかなゆらぎが出ているのが個人的見どころ。
むせるような湿度の描写と鮮やかだけど朧げな風景が目の裏に浮かぶ。どうしても赤い月はゼルダのそれをイメージしてしまった笑
地の文における登場人物の呼称が、小川朔だけフルネームで呼び捨てなのは主人公にとって畏怖のようなものを感じているからなのかなーと勝手に想像している。
次はいよいよ香り3部作の完結となる新巻を読む。
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シリーズ物なんだけど 透明な夜の香りとは
また違って ドロっとしてるというか深いところに
足がはまっている感じというか
この先のサクが見てみたい
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超人的な嗅覚をもつ調香師朔と新しく雇われた満の過去を香りとともに辿る話
ページをめくると緑茂る洋館へ誘われる。一人称なのに水を張ったような透明感ある描写がすごい。今回は朔の人間味がいい。執着について深く考えた。匂いで思い出す過去、私は金木犀かな
2巻目。『透明な夜の香り』からお読みください。読んでいるときだけ違う世界にいるような感覚が好き。音が吸収される静けさ。毎度朔に香りで存在を消されたいなと思ってしまう自分がいます
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2026/42
香りシリーズが大好きになり、拝読
「月に匂いはありますか」
「月が満ちる晩は騒がしい」
この文章が気になる私は、月が好きなんだろうなと思った
朔さんに隠し事は無理です
そっか、同じ香りでも人によって感じ方は違うよね
千早先生は空気と一体化している
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第三者から語られる一香さんが見れてよかった。
朔さんには作れない匂い、というか、匂いでは解決できない問題がたくさんある。
このシリーズは、読んでると清涼感あふれる気分になる。真夏で蒸し暑いのに。
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New Moon/Crescent Moon/Pale Moon/Flower Moon/Half Moon/Blue Moon/Blood Moon/Full Moon
単行本刊行記念インタビュー
朔の洋館でのバイトは一香のあとに満が入った
朔と新城と源さんに満が加わって新しい形ができる
曇りの感じが、どんよりから薄曇りになった気がする
依頼人も色々なのは変わらないけれど、源さんと庭の事がたくさんわかって楽しい
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前回の無機質な雰囲気が少し減り、今回は少し人間臭いというか、人の内側から出てくる匂いみたいなものが増えた感じがした。朔さんも少し変わったのかな。
香りに焦点がある本だけど、色で分かれてる感じがする。紺色、赤色で、次は何色なのかなと楽しみ。
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続編嬉しい。今回も綺麗で繊細で、短編の連作ながらもやっぱりどこか切なくてじんわりきた。
香ってきそうな本、って言われてるけど、本当にそう。朔さんは雨の日があまり得意じゃなさそうだけど、雨の日に静かに読みたい本でもあるなあ。
次で完結みたいだけど、次も読みたい。
しばらく本を読めてなかったけど、久しぶりに読んだら楽しかったな。
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この作家さんの作品の中に漂う、清潔な雰囲気が好き
相変わらず、嗅覚に関して 飛び抜けていてファンタジー感が拭えないけれど、やはり物語としては好きだ。
朔さんの周りにいる人たちが、いつまでも変わらず彼の側にいて欲しい。
この作家さんの他の作品も読みたくて今、別のを読み始めた。
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前作の内容はあんまり覚えていないが、とても好きな雰囲気だったのはわかっているので、続編も迷うことなく購入。
やっぱり文章の美しさにほれぼれする。夜に読むにはぴったりな本。
香りの表現が素晴らしく、読んでいるだけで想像できる。ハーブ、花、自然、焼き立てのパン、雨、エトセトラ。あと食事シーンも好き。聞いたことのないおしゃれな食事ばかりでうっとりする。
しかし主人公には全く共感できなかった。なにせ身勝手すぎる。途中読んでいてイラついたけど、もっともむかついたのは香りを纏わせて抱くシーン。そこまでして女を抱きたいのか。過去のトラウマを知らない相手にぶつけるなよ……。自分勝手な様子も反吐が出たし、ラストシーンの謝罪もはあ?って思った。でもそれ以外はとても好き。
朔と新城の関係がとても好み。あれだけ鼻が利く朔がヘビースモーカーの新城をなんだかんだ傍に置くのがいい。
それにこの話は新城という男がいるから深みが増している気がする。
最終巻も楽しみ~。
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透明な夜の香りの続編(?)とのことで読んだ。
前編は透明感に包まれる内容、今回は天才調香師の調香する香りで、思い出したくない過去の血にまつわる記憶の蓋を開けて、絡まった心を解きほぐしてあげるストーリー。
他人の感情を理解することは難しいし、本質的なところはわからないが、香りや匂いは、本質的な深い本音を引きずり出して思い出させるのだな。
俺はどんな不快な匂いを醸しているのか、妻の香に聞いてみようと思った。
頷けた一文
•君の感じている世界を誰かにそっくり体験させることはできないだろう。
誰もがそれぞれの世界で生きている。
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★3.7くらいかなー
静かで穏やかな雰囲気の本だった。
好みなので評価高め。
カッとなると自分を沈めるのが苦手な主人公が
変な男に明日洋館に来てと言われる
どんな匂いも香りも嗅ぎ分けて作成出来る能力があり、特別な香水を作っているという洋館。
その香りで落ち着ける主人公、そのまま働き続ける。
静かな話。依頼人が来て香水を作ったり。
香りで落ち着いたり、懐かしくなったり、思い出したり、私もすごくあるから共感する。
後で気づいたけど、続編だったようなので
このあと前編を買いに行こうと思う。
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朔と一香を表現する、「凛とした孤独な香り」から、人の佇まいとは何なのかを考えさせられた。
例えば、柑橘系の香水を使えばさわやかな印象になるし、フローラル系だとやわらかい雰囲気になったりする。
でもそれらを纏っていたとしても、どうしたって自然に零れ落ちる、その人が元来もつ意思の強さ・繊細さ・弱さ・覚悟があると思う。
そういった、嗅覚に訴えずに、人だけが感覚で嗅ぎ当てることのできる「無味無臭の香り」こそが佇まいなんじゃないかな。
香りだけでなく、温度の表現も好きだった。
朔と満が夜にジャスミンの花を摘むところの、「昼間の熱を残した地面は柔らかく、真夏の夜はぬるいのに、指先は冷たいままだった」。
これだけで短歌になりそうな味わい深さを感じる。
誰もが知っている、何気ない夏の五感をうたっているのに、最後に生命力のない一節でドキっとさせられる。そのコントラストがおもしろい。
好きな作品になったので、「燻る骨の香り」も買いました。楽しみ!
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調香師小川朔が、顧客の様々な香りの依頼に
生い立ちや過去、未来も覆いまとい
その悩みをも凌駕し、次へと繋がる術を示す。
その香りは小川朔自体の過去にも…
そして全てのストーリーに繋がるタイトルが
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GOATで出会って、
文章が好きだなと思って
ずっと読みたかった作家さんの作品。
ナツイチに入っていたので手にとった。
特徴のある文体で、香りというテーマも相まって
どことなく色気を感じる。
単体でも楽しめるが、香りを操る朔という人物の像がなんとなくはっきりしなかったので、やはり
透明な夜の香りという1冊目をぜひ読みたい。
Posted by ブクログ
前作の世界観が好きで、続編があると知り読み始めた。
雇い主である調香師が前作よりも人間味のあるように感じられた。
香りは記憶のそばにある。
彼がつくる香りはどちらかといえば辛苦の記憶に寄り添う感じがして、少し心が痛んだ。
彼がいつの日か優しい思い出に寄り添えるような香りを作り出してくれますように。