【感想・ネタバレ】透明な夜の香り 赤い月の香りのレビュー

あらすじ

「君からはいつも強い怒りの匂いがした」――カフェでアルバイトをしていた朝倉満は、客として来店した小川朔に、自身が暮らす洋館で働かないかと勧誘される。朔は人並外れた嗅覚を持つ調香師で、その洋館では依頼人の望む香りをオーダーメイドで作り出す仕事をしていた。朔のもとには、香りにまつわるさまざまな執着を持った依頼人が訪れる。その欲望に向き合ううちに、やがて朔が満を仕事に誘った本当の理由が分かり・・・・・・。香りを文学へと昇華させた、第6回渡辺淳一文学賞受賞作『透明な夜の香り』に続くドラマチックな長編小説にして、直木賞受賞第一作!

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

読んでいると不思議と香りがするような気がした。
でも、読む人によって感じ取る匂いって全く違うんだろうな…。

0
2026年06月20日

Posted by ブクログ

ネタバレ

文庫化に伴って、購入して再読。
やっぱりこの世界観なんですよ…
ぐっと惹きつける非日常的な世界観、静かで、読み手まで香ってくるような描写。

巻末のインタビューも良かった。
加害についてがテーマということで、
自分もあるなぁ、加害者意識。
被害者意識ももちろん感じたことはあるけど、加害者意識って厄介かも。
相手を許すより、自分を許すことの方が難しい。
本当の意味で精算されるのは向き合った時か、見方が変わった時なんだろうなぁ。

0
2026年06月18日

Posted by ブクログ

この小説は澄んだ景色がとてもリアルに目に浮かぶ作品。透明な夜の香りはとても澄んだ清いシーンに富んでいたイメージだけど、この作品は憎しみとか、怒りとか執着とか人間の醜い部分がリアルに描かれているイメージ。

0
2026年06月12日

Posted by ブクログ

私も朔さんの香りに包まれたいし、香りだけで自分じゃない自分になれることに興味が湧いた。
相変わらず描写が細かく、パノラマのように周りが少しづつ動いている様子が浮かんできて、どっと世界に入り込んで読むことができた。
素晴らしい作品。

0
2026年06月10日

Posted by ブクログ

今回も面白かった(*^^*)
前作より朔さんがちょっと人間味を手に入れたような気がする…!
そして今作も文章なのに何かを感じる不思議な1冊でした!香りがするような、花が見えるような…不思議な感覚( ´~`)
人の繋がりが修復されたり、新しく繋がったり…今作は私の中では最終的にはほっこりした気分でした

0
2026年06月07日

Posted by ブクログ

1番好きな作家さんの1番好きな作品の続編で、文庫化するのをずっと待ってました!
やっぱり私は千早さんの書く静かな空気のお話が大好きです。とても落ち着きます。
巻末のインタビューで、「人と関わると加虐性がどうしても生まれる。特に恋愛においては。」みたいに言っていたのが、とても共感できて印象的でした。

0
2026年06月07日

Posted by ブクログ

ネタバレ

前作が刺さりすぎてすぐにこちらも、、すごくよかった、、よすぎた、、
やっぱり言葉選びがとても優しいけど繊細だけどたまにすごく苦しくてどうやったらこんなに素敵な表現ができるのかな、、

前作の主人公の女性がまた出てきたのもうれしかったし、今回の主人公の深く傷付いた出来事が救われたのもよかった
物語が進むごとにいろんな真相がわかって今回も一気に読んでしまった、、赤い月と深夜の茉莉花がもうなんかよかった

よかったしかいえないのがもどかしい〜〜

0
2026年05月28日

Posted by ブクログ

続編嬉しい。今回も綺麗で繊細で、短編の連作ながらもやっぱりどこか切なくてじんわりきた。
香ってきそうな本、って言われてるけど、本当にそう。朔さんは雨の日があまり得意じゃなさそうだけど、雨の日に静かに読みたい本でもあるなあ。
次で完結みたいだけど、次も読みたい。

しばらく本を読めてなかったけど、久しぶりに読んだら楽しかったな。

0
2026年07月04日

Posted by ブクログ

この作家さんの作品の中に漂う、清潔な雰囲気が好き
相変わらず、嗅覚に関して 飛び抜けていてファンタジー感が拭えないけれど、やはり物語としては好きだ。
朔さんの周りにいる人たちが、いつまでも変わらず彼の側にいて欲しい。

この作家さんの他の作品も読みたくて今、別のを読み始めた。

0
2026年07月03日

Posted by ブクログ

ネタバレ

前作の内容はあんまり覚えていないが、とても好きな雰囲気だったのはわかっているので、続編も迷うことなく購入。
やっぱり文章の美しさにほれぼれする。夜に読むにはぴったりな本。
香りの表現が素晴らしく、読んでいるだけで想像できる。ハーブ、花、自然、焼き立てのパン、雨、エトセトラ。あと食事シーンも好き。聞いたことのないおしゃれな食事ばかりでうっとりする。

しかし主人公には全く共感できなかった。なにせ身勝手すぎる。途中読んでいてイラついたけど、もっともむかついたのは香りを纏わせて抱くシーン。そこまでして女を抱きたいのか。過去のトラウマを知らない相手にぶつけるなよ……。自分勝手な様子も反吐が出たし、ラストシーンの謝罪もはあ?って思った。でもそれ以外はとても好き。
朔と新城の関係がとても好み。あれだけ鼻が利く朔がヘビースモーカーの新城をなんだかんだ傍に置くのがいい。
それにこの話は新城という男がいるから深みが増している気がする。
最終巻も楽しみ~。

0
2026年07月02日

Posted by ブクログ

透明な夜の香りの続編(?)とのことで読んだ。
前編は透明感に包まれる内容、今回は天才調香師の調香する香りで、思い出したくない過去の血にまつわる記憶の蓋を開けて、絡まった心を解きほぐしてあげるストーリー。

他人の感情を理解することは難しいし、本質的なところはわからないが、香りや匂いは、本質的な深い本音を引きずり出して思い出させるのだな。

俺はどんな不快な匂いを醸しているのか、妻の香に聞いてみようと思った。

頷けた一文
•君の感じている世界を誰かにそっくり体験させることはできないだろう。
誰もがそれぞれの世界で生きている。

0
2026年07月02日

Posted by ブクログ

★3.7くらいかなー
静かで穏やかな雰囲気の本だった。
好みなので評価高め。

カッとなると自分を沈めるのが苦手な主人公が
変な男に明日洋館に来てと言われる

どんな匂いも香りも嗅ぎ分けて作成出来る能力があり、特別な香水を作っているという洋館。

その香りで落ち着ける主人公、そのまま働き続ける。
かな話。依頼人が来て香水を作ったり。

香りで落ち着いたり、懐かしくなったり、思い出したり、私もすごくあるから共感する。
後で気づいたけど、続編だったようなので
このあと前編を買いに行こうと思う。

0
2026年06月29日

Posted by ブクログ

香りを題材としたミステリー。あとがきで気づいたけれど続編らしい。一作目を読んでいなくても十分楽しめる。一作目も読んでみたい。

0
2026年06月28日

Posted by ブクログ

朔と一香を表現する、「凛とした孤独な香り」から、人の佇まいとは何なのかを考えさせられた。
例えば、柑橘系の香水を使えばさわやかな印象になるし、フローラル系だとやわらかい雰囲気になったりする。
でもそれらを纏っていたとしても、どうしたって自然に零れ落ちる、その人が元来もつ意思の強さ・繊細さ・弱さ・覚悟があると思う。
そういった、嗅覚に訴えずに、人だけが感覚で嗅ぎ当てることのできる「無味無臭の香り」こそが佇まいなんじゃないかな。

香りだけでなく、温度の表現も好きだった。
朔と満が夜にジャスミンの花を摘むところの、「昼間の熱を残した地面は柔らかく、真夏の夜はぬるいのに、指先は冷たいままだった」。
これだけで短歌になりそうな味わい深さを感じる。
誰もが知っている、何気ない夏の五感をうたっているのに、最後に生命力のない一節でドキっとさせられる。そのコントラストがおもしろい。

好きな作品になったので、「燻る骨の香り」も買いました。楽しみ!

0
2026年06月28日

Posted by ブクログ

「透明な夜の香り」を超えることはないけれど、この作品でより一層、この洋館が、「透明な夜の香り」が、大切な作品になりました。大好きな関係性。

0
2026年06月25日

Posted by ブクログ

調香師小川朔が、顧客の様々な香りの依頼に
生い立ちや過去、未来も覆いまとい
その悩みをも凌駕し、次へと繋がる術を示す。
その香りは小川朔自体の過去にも…
そして全てのストーリーに繋がるタイトルが

0
2026年06月24日

Posted by ブクログ

ネタバレ

小川朔シリーズ第二弾
前作を読んだのは3年前くらいだったか、覚えてないけれど本作もまた同じくらい面白い
作品全体を包む静かな雰囲気や人間の心の動きが巧みに表されている。
今回のテーマが加害ということで、色々な加害の形があり、決していじめや虐待だけではないことが伝わってくる。個人的には一香さんの登場が作品の魅力を更に引き立たせていると思う。

0
2026年06月21日

Posted by ブクログ

香りシリーズの続編。一香と朔がその後も交流してくれてることが嬉しい。

自分を守るためにした行為が、今後の人生に悪い影響を及ぼす。何が正解だったのだろうか。今回は両親について考えることが多い内容でした。

0
2026年06月20日

Posted by ブクログ

一作目の2人の関係性が好きだったから、そこがメインではないのかと思いつつも、やっぱりこのくらいがいいなと思えた。

一作目は違う主人公で文章の雰囲気も全然違うからこそ面白かった。
本当に一作目は透明というか水色っぽい雰囲気で、二作目は赤をとても連想する文だった。

普段小説で続き物は読まないけれど、集中してするすると読めました。

0
2026年06月10日

Posted by ブクログ

異世界に迷い込んだような静かな穏やかな世界観
やっぱり好きだなぁ
その嗅覚で離れていく人もいて、ともすれば孤独な人生が想像できるけど、過去はそうだったんだろうけど…
新城や源さんみたいに
ずっと寄り添ってくれる人もいる
その嗅覚やだなぁって気持ちを凌駕するほどの魅力があるのは羨ましいな
朔に認められて働きたいと思ってしまう
作ってくれたシャンプーとか洗剤欲しいな



0
2026年06月05日

Posted by ブクログ

女性主人公だった前作と異なり、男性主人公が外界からの刺激に結構過敏かつ粗野でその視点で話が進むためか、朔さんも前作よりさらにそっけなく異質な人っぽさを感じた。こんな感じだったっけ?前作を読み返したい。
朔さん自身は前作より人と関わりを持とうとしてて、前作主人公の一香との繋がりを大切にしてる描写は嬉しかった。
自分は愛情を振り翳して他者へ加害していないか気になる人間なのだが、自分の周りには気にしている人がいなくて驚いていたので、巻末インタビューで著者が愛情と加害性について触れてくて嬉しかった。

0
2026年06月05日

Posted by ブクログ

千早茜さんの香りシリーズ2作目。

正しい執着のかたちとは何なのか

それぞれの登場人物が過去に囚われているなという印象を受け、朔さんのつくる香りを求めているのは今作も変わらず。

物語も含めて千早さんのつくる世界観が好きだなと思いながら読んだ。

「彼女があなたの匂いを忘れることはありません。
覚の記憶は永遠ですから。」
嗅覚によって蘇る人間の感情と記憶。

感覚をこの一冊に閉じ込めた、
そして浸ってしまうから終わってほしくないと思った一冊だった。


単行本創刊記念インタビューの
千早茜さんの言葉
『わかってもらうことや伝えることを諦めきれないから小説を書いているのだと思う』
これが印象に残ったので
物語を読み終えたあともどんな思いでこれをかいたのか、シリーズ化しようと思ったのか
そこを知られて読者としては嬉しかった。

0
2026年06月02日

Posted by ブクログ

新刊を読むためにシリーズを把握するために再読

朔の習性や生きづらさが、より伝わってきた。今の一香と朔の距離感や香りだからこそだろうか。

朔が子供の頃に受けた嘘と変化。嘘をつかれた「母親」という存在自体がどんなものなのか知りたいという気持ち。
人助けにも静かな暴力にも思える行動が、『執着とは何か』につながる気がした。

前作の『静』に『動』が加わったように思えるけれど、ひっそりとした夜のような空気が漂っていた。

この巻の発売当時は、1巻のあらすじが曖昧なまま読んで、何だか不透明だった部分もあった(ような)けど、今回続けて読んだことでクリアになり、受け止め方も変わった。朔の微かな変化や一香の透明度をより深く感じた。
読み返して良かった。

0
2026年06月01日

Posted by ブクログ

ネタバレ

前作から比べるとあのお屋敷での香りを感じるシーンが減ったように思う。食べ物のシーンも減ったし。それは主人公の性別や視点や境遇の違いがあるせいかもしれないけれど、ちょっと残念だった。
今回は主人公の怒りや感情の昂りが全面に匂い立つ。
これはこれで香りの物語。

主人公と後に友人となる持田が良い。あんな友達ほしい。
それから今回は新城が出張って来ていてそれも楽しかった。
このメンバーのまま次作に続いて欲しいと思うけれど、どうなんだろう。
あとはそう、小川朔の屋敷を去ったはずの一香に対する所業。敢えて所業とするけど…それマーキングやね…!

0
2026年05月27日

Posted by ブクログ

うーん、微妙。

物語としては面白かったけど、この本を通して何を伝えたいのかが分からなかった。

ただ、透明な夜の香りを読んでいないからなのかもしれない。
読んだらまた何かが変わるのかも。

ただ、読んでいて、ずっとなにか匂いが自分の周りにあった気がする。
それはなんか面白い感覚だった。

透明な夜の香りも読んでみようかな。

0
2026年06月26日

Posted by ブクログ

洋館と庭。朔と新城、源さんの世界は、前作と変わらず、素敵で、楽しい雰囲気です。ただ、主人公の満に、いまひとつ感情移入出来なかった感じです。

0
2026年06月18日

Posted by ブクログ

香りを想像する読書って少ないから新鮮な気持ちになる。自分の好きな香りとか落ち着く香りを思い浮かべたり、自分の体臭ってあんまりないと思ってたけどどんな匂いなんだろうって考えながら読んだ。
香りって改めて大事だよな。大切な人が落ち着くような香りを纏っていきたいな。

0
2026年06月06日

Posted by ブクログ

前作もだが、今作も表紙の色味通りのイメージ。
あと、前より温度高めで、朔が人に近づいたように思う。
洋館の香りがどんなものか、やっぱり気になる。

0
2026年06月05日

Posted by ブクログ

「忘れているのならいい。
けれども、隠せば隠すほどにおう。
隠すというのは執着だから。執着は濃くただよう」

0
2026年06月03日

Posted by ブクログ

不思議な空気感、静けさを感じる作品。
怒りの香りとはなんだろうと思った。負の感情は不快な香りであり、草花や果物の香りを生命感のある香りなのだろうかと、勝手な想像をひろげた。香りについての想像をわかせるのも面白い作品だと思った。

0
2026年05月31日

「小説」ランキング