あらすじ
「君からはいつも強い怒りの匂いがした」――カフェでアルバイトをしていた朝倉満は、客として来店した小川朔に、自身が暮らす洋館で働かないかと勧誘される。朔は人並外れた嗅覚を持つ調香師で、その洋館では依頼人の望む香りをオーダーメイドで作り出す仕事をしていた。朔のもとには、香りにまつわるさまざまな執着を持った依頼人が訪れる。その欲望に向き合ううちに、やがて朔が満を仕事に誘った本当の理由が分かり・・・・・・。香りを文学へと昇華させた、第6回渡辺淳一文学賞受賞作『透明な夜の香り』に続くドラマチックな長編小説にして、直木賞受賞第一作!
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この小説は澄んだ景色がとてもリアルに目に浮かぶ作品。透明な夜の香りはとても澄んだ清いシーンに富んでいたイメージだけど、この作品は憎しみとか、怒りとか執着とか人間の醜い部分がリアルに描かれているイメージ。
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私も朔さんの香りに包まれたいし、香りだけで自分じゃない自分になれることに興味が湧いた。
相変わらず描写が細かく、パノラマのように周りが少しづつ動いている様子が浮かんできて、どっと世界に入り込んで読むことができた。
素晴らしい作品。
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今回も面白かった(*^^*)
前作より朔さんがちょっと人間味を手に入れたような気がする…!
そして今作も文章なのに何かを感じる不思議な1冊でした!香りがするような、花が見えるような…不思議な感覚( ´~`)
人の繋がりが修復されたり、新しく繋がったり…今作は私の中では最終的にはほっこりした気分でした♪
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1番好きな作家さんの1番好きな作品の続編で、文庫化するのをずっと待ってました!
やっぱり私は千早さんの書く静かな空気のお話が大好きです。とても落ち着きます。
巻末のインタビューで、「人と関わると加虐性がどうしても生まれる。特に恋愛においては。」みたいに言っていたのが、とても共感できて印象的でした。
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前作が刺さりすぎてすぐにこちらも、、すごくよかった、、よすぎた、、
やっぱり言葉選びがとても優しいけど繊細だけどたまにすごく苦しくてどうやったらこんなに素敵な表現ができるのかな、、
前作の主人公の女性がまた出てきたのもうれしかったし、今回の主人公の深く傷付いた出来事が救われたのもよかった
物語が進むごとにいろんな真相がわかって今回も一気に読んでしまった、、赤い月と深夜の茉莉花がもうなんかよかった
よかったしかいえないのがもどかしい〜〜
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香り立つ、怒りと、加害と、執着と。
引き込まれ、揺さぶられ、けれど最後は着地できた感覚を持てる物語でした。
前作ももう一度読みたくなりました。
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「正しい執着」とは何かという問いは答えのない問いのように思えるが、朔の「赦しかな」という答えは、この問いの模範解答のようにも思えた。
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"透明な夜の香り"の世界に再び浸ることができて幸せな読書体験でした♡
千早茜さんの紡ぐ言葉は、私が日常生活のなかで感じる様々な事柄を代わりに言語化してくれるように思います。
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読みやすくて、1日で読み終わりました。
静かな朔と賑やかな周囲の人々。そして依頼者。満はその環境にどんどん馴染んでいき、最後は…。
この作品を読むと自然に触れたくなり、身体に良い物を食べたくなります。また続編があるので、楽しみにしています。
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「人とかかわるとき、まず意識してしまうのが加害であり、どうしても自分の加害性が出てくると思っている。特に顕著なのは恋愛な気がする。イライラして心ない言葉をぶつけたり、束縛したり、嫉妬してしまったり。」、「愛情と加害は結びついてくるもの。」、「愛情という名目が絡むと、暴力すら正当化されてしまうことがある。」本作は加害をふまえながら考えたのが、「正しい執着のかたち」辿り着いた答えは赦し。相手を責めないことなのだろうか?考えがまとまらない。しかし、香りの感じ方は人それぞれであるように、答えは一つではないのだろう。終わりのインタビューを読んで、前作もあわせて読みなおそうと思った。
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面白かった。プロットがよい。主題である謎の調香師に対して、最初はホームズみたいな感じかなと思ったり、犬みたいな人間だなって思ったりもしたけど、最後の方に人間らしさがすごく出てきて、そこが好みだった。
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一作目の2人の関係性が好きだったから、そこがメインではないのかと思いつつも、やっぱりこのくらいがいいなと思えた。
一作目は違う主人公で文章の雰囲気も全然違うからこそ面白かった。
本当に一作目は透明というか水色っぽい雰囲気で、二作目は赤をとても連想する文だった。
普段小説で続き物は読まないけれど、集中してするすると読めました。
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異世界に迷い込んだような静かな穏やかな世界観
やっぱり好きだなぁ
その嗅覚で離れていく人もいて、ともすれば孤独な人生が想像できるけど、過去はそうだったんだろうけど…
新城や源さんみたいに
ずっと寄り添ってくれる人もいる
その嗅覚やだなぁって気持ちを凌駕するほどの魅力があるのは羨ましいな
朔に認められて働きたいと思ってしまう
作ってくれたシャンプーとか洗剤欲しいな
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女性主人公だった前作と異なり、男性主人公が外界からの刺激に結構過敏かつ粗野でその視点で話が進むためか、朔さんも前作よりさらにそっけなく異質な人っぽさを感じた。こんな感じだったっけ?前作を読み返したい。
朔さん自身は前作より人と関わりを持とうとしてて、前作主人公の一香との繋がりを大切にしてる描写は嬉しかった。
自分は愛情を振り翳して他者へ加害していないか気になる人間なのだが、自分の周りには気にしている人がいなくて驚いていたので、巻末インタビューで著者が愛情と加害性について触れてくて嬉しかった。
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千早茜さんの香りシリーズ2作目。
正しい執着のかたちとは何なのか
それぞれの登場人物が過去に囚われているなという印象を受け、朔さんのつくる香りを求めているのは今作も変わらず。
物語も含めて千早さんのつくる世界観が好きだなと思いながら読んだ。
「彼女があなたの匂いを忘れることはありません。
嗅覚の記憶は永遠ですから。」
嗅覚によって蘇る人間の感情と記憶。
感覚をこの一冊に閉じ込めた、
そして浸ってしまうから終わってほしくないと思った一冊だった。
単行本創刊記念インタビューの
千早茜さんの言葉
『わかってもらうことや伝えることを諦めきれないから小説を書いているのだと思う』
これが印象に残ったので
物語を読み終えたあともどんな思いでこれをかいたのか、シリーズ化しようと思ったのか
そこを知られて読者としては嬉しかった。
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新刊を読むためにシリーズを把握するために再読
朔の習性や生きづらさが、より伝わってきた。今の一香と朔の距離感や香りだからこそだろうか。
朔が子供の頃に受けた嘘と変化。嘘をつかれた「母親」という存在自体がどんなものなのか知りたいという気持ち。
人助けにも静かな暴力にも思える行動が、『執着とは何か』につながる気がした。
前作の『静』に『動』が加わったように思えるけれど、ひっそりとした夜のような空気が漂っていた。
この巻の発売当時は、1巻のあらすじが曖昧なまま読んで、何だか不透明だった部分もあった(ような)けど、今回続けて読んだことでクリアになり、受け止め方も変わった。朔の微かな変化や一香の透明度をより深く感じた。
読み返して良かった。
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前作から比べるとあのお屋敷での香りを感じるシーンが減ったように思う。食べ物のシーンも減ったし。それは主人公の性別や視点や境遇の違いがあるせいかもしれないけれど、ちょっと残念だった。
今回は主人公の怒りや感情の昂りが全面に匂い立つ。
これはこれで香りの物語。
主人公と後に友人となる持田が良い。あんな友達ほしい。
それから今回は新城が出張って来ていてそれも楽しかった。
このメンバーのまま次作に続いて欲しいと思うけれど、どうなんだろう。
あとはそう、小川朔の屋敷を去ったはずの一香に対する所業。敢えて所業とするけど…それマーキングやね…!
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依頼人が望んだ完璧な香りにも、できることには限界がある。
朔の能力の不完全さと人間らしさを書きたかったという巻末インタビューでの著者の言葉に朔への親しみが感じられた。
纏う人によって全く違うものになり得る香り。
香りを通して同じ出来事を経験しても、立場によって得られる感情や思い出は同じとは限らないとハッとした。
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前作からの続きが気になり購入
やはり前作のキャラが登場してくると親しみを感じて嬉しい。感想とささては自分の感情に向き合う、正しく理解するって難しいんだなーって改めて思いました。
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今年30冊目
人気シリーズの続編
前回同様に様々な香りの執着が、色んな想像を沸き立たせます
前作では結局朔と一香がくっつくだろうという下衆な思いが強く、正直余りストーリーに乗り込めなかった部分がありましたが、今回の主人公も満という男性キャラクターに代わったので、前作よりも小川 朔という人間らしさを少し冷静になって見れた、秀逸の作品
またそれぞれのキャラクターの過去が描写されていて、個人的には前作よりも刺さりました❗️
次巻で完結なのが物凄く勿体ない気がしますが、スピンオフ等を気長に待ちたいと思います
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前作の主人公、一香がとても好きだったので、今作でチラリと登場したのは嬉しかった。
一香が登場すると、清涼な空気が漂う。
この物語は作中に描かれる食事やお茶も魅力のひとつだったのだが、今作はそれが少なかったのでそこは残念だった。
ちょっと現実離れしたような前作から、より世界観が現実に近づいたような気がした。
シリーズ化はしないということだったが、ぜひ過去やスピンオフではなく、続きが読みたいなと思っている。
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香りを想像する読書って少ないから新鮮な気持ちになる。自分の好きな香りとか落ち着く香りを思い浮かべたり、自分の体臭ってあんまりないと思ってたけどどんな匂いなんだろうって考えながら読んだ。
香りって改めて大事だよな。大切な人が落ち着くような香りを纏っていきたいな。
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前作もだが、今作も表紙の色味通りのイメージ。
あと、前より温度高めで、朔が人に近づいたように思う。
洋館の香りがどんなものか、やっぱり気になる。
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不思議な空気感、静けさを感じる作品。
怒りの香りとはなんだろうと思った。負の感情は不快な香りであり、草花や果物の香りを生命感のある香りなのだろうかと、勝手な想像をひろげた。香りについての想像をわかせるのも面白い作品だと思った。
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香りシリーズ第二弾。
シリーズものはあまり好きじゃない。その多くは期待を裏切るから。
でもこれは、朔の過去や背景の香りをうっすらと感じることが出来たし、私までこの物語独特の空気感に「ただいま」と言いたくなるような親しみをおぼえた。
第三弾も、読むことに決めた。
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調香師小川朔のシリーズ第2弾
シリーズといっても視点が小川朔ではなく
新たに登場した人物の視点になっているところが
面白い
今回も前回同様、心に傷を持つ主人公が小川朔の作る香りによって次第に立ち直っていく様が興味深い
と言いつつも前回ほどの面白みを感じなかった
なんでかなあ
私自身の感情の揺れが少なくなっているようにも思う
つまり、、老化かな
こわいこわい
シリーズだと、いつ小川朔の心の傷が語られるのだろうかと気になる
千早茜はちょっと癖があるところが好きな作家で
次回作も楽しみである