あらすじ
警視庁の文書解読班の鳴海理沙、矢代、夏目は、凄惨な殺人事件の出動要請を受けた。派遣会社に登録されているプログラマーの小谷野清文が、拷問の末に殺されていたのだ。さらに現場からSDカードが持ち去られ、『room made up』と印刷されたカードが残されていた。特殊制御システムを開発していたという小谷野に、どんな秘密が? 残されたカードは何を意味するのか? 理沙たちに最大の難事件が立ちはだかる! 第一部完結巻。
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Posted by ブクログ
麻見和史『罪過の代償 警視庁文書捜査官』角川文庫。
シリーズ第12作にして第一部の完結編。文庫書下ろし。
何とも息の長いシリーズになったものだ。そして今回も面白かった。
次々と連鎖していく凄惨な殺人事件事件。今回、文書解読班に命ぜられたのは、盗まれた企業機密が隠されたSDカードの所在を探すことだった。企業と警察組織の密約、企業機密の正体、連続殺人事件の真相とまるで真っ暗な闇の中を手探りで進むような文書解読班の捜査の様子が描かれる。
そして、かつて文書解読班のメンバーを助けた『掃除屋』と呼ばれる犯罪者の宇賀神という男が再び文書解読班の前に姿を見せるという予想外の展開。最後の最後まで目の離せない。
派遣会社から、とある企業に派遣されるプログラマーの小谷野清文という男性が自宅で激しい拷問を受けた後で殺害される。その現場からは4枚のSDカードが持ち去られ、現場には『room made up』(清掃済み)と印刷されたカードが残されていた。
また、小谷野は殺害される前に3つの段ボールを知人に送っていたことが明らかになる。文書解読班の鳴海理沙、矢代、夏目はSDカードの捜索を命ぜられ、段ボールの送り先を探り当て、その家に向かうとそこでも小谷野と同様、拷問の果てに殺害された男の死体が見付かる。
最後の最後に第一部完結の意味が明らかになり、それは同時に第二部への期待へとつながる。
本体価格900円
★★★★★