【感想・ネタバレ】きときと夫婦旅のレビュー

あらすじ

中三の息子が家出した。行き先は富山県の氷見だとわかる。慌てて連れ戻しに向かった母親のみゆきと父親の範太郎だが、息子はまだ帰らないという。倦怠期真っ只中、ほぼ口も利かなくなっていた夫婦は、富山に滞在するはめに……。鉄軌道王国の富山に浮かれる鉄道オタクの夫に対し、妻はイライラが募るばかり。行く先々で衝突の絶えない二人、果たしてどうなる!? そして、息子が家出した肝心の理由とは? 同世代夫婦の圧倒的な共感を呼んだ、「夫婦の本音」炸裂のロードノベル!

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Posted by ブクログ

ネタバレ

『夫のカノジョ』と同時に読んでしまったので、範太郎には余計に腹が立った。こんなにも自分のことしか考えない夫と、自分も働いているみゆきはよく離婚せずに暮らしてきたものだ。
夫婦旅で、もっと劇的に夫婦仲が変わることを期待して読み進めたが、がっかり。
『夫のカノジョ』よりも、現実的な物語なんだろうな。

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2026年05月27日

Posted by ブクログ

ネタバレ

東京の自宅から家出した中三の息子が富山県氷見市に住む小学校時代の友人の家でいるとの連絡を受けた両親は連れ戻しに向かう。

だが、息子は3日間滞在するという。
仕方なく両親は富山であちこちを回るが、二人は倦怠期の真っ最中。

鉄道オタクで自分本位な夫に対しイライラが募る妻。

行く先々で衝突する二人は別行動を取るようになるが、妻は一人の自由な時間に楽しみを見出していく。

旅先で出会う人との交流や妻の友人からの衝撃的なライン通知、夫の実家の一大事など、数々のアップダウンの展開と基調にあるユーモラスな雰囲気の中、家族関係が収まっていくという内容。

ストーリー的にはあまり新味を感じなかったが、鉄道王国・富山、富岩運河環水公園、藤子不二雄の漫画キャラクターの石像がある光禅寺、鉄道模型が店内を走り回る珈琲駅ブルートレインなど、富山の情報が満載で、旅情をかき立てられた。

鉄道に乗る直前、財布がない、切符がないと慌て、意外なところから見つかる場面は、私にも過去に経験したことがあり、そんな細かい描写も含め、ロードノベルとしての醍醐味は味わえた。

ちなみに「きときと」は富山弁で、「新鮮」、「生きのいい」、「ピチピチとした」という意味

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2026年07月18日

Posted by ブクログ

夫婦あるあるを詰め込んだロードノベル

中学生の息子・昴が、学校をさぼって富山に住む友人の家に行ってしまった。
倦怠期夫婦のみゆきと範太郎は大急ぎで富山に迎えに行くものの、「日曜まで迎えに来るな!」という昴の発言により、金曜と土曜の二日間を富山で過ごす羽目になる。

本作は、みゆきと範太郎のそれぞれの視点で交互に物語が描かれる。
一人っ子である昴を中心に生活してきたみゆき。
筋金入りの鉄道好きで、今回の富山旅を趣味の視点からも楽しもうとする範太郎。
そんな夫婦のすれ違いがひたすらに続くのが面白い。

この世には多数の夫婦があれど、きっとどこかで共感できるポイントがあるはずだ。
いちいち気に障るような余計な一言を言ったり。
皮肉が通じないどころかマウントで返されたり。

また、作中には富山の実際の鉄道や観光スポットが多数登場する。
読んでいるだけで旅行気分になれること請け合いだ。

皆さんもどうか、ご自身のパートナーをいつまでも大切に!

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2026年05月28日

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