あらすじ
アメリカ北部からカナダの北極圏にかけて、無数の湖と深い森の広がる「ノースウッズ」。きびしい冬が終わり、湖の氷がとける時期になると、ふだん大工をしているウェインは、だれよりも早く、カヌーを漕いで森の奥へと出かけます。ある年、ぼくはウェインに同行してその旅に出ました。湖で釣りをしたり、鳥の巣に出会ったり、発見と驚きに満ちた3週間の旅の記録です。
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Posted by ブクログ
北アメリカ北部に広がる森と湖の世界「ノースウッズ」を、カヌーで旅する写真絵本。
春と秋の3週間ずつ、ウェインさんは大自然の中で生活するのか…。すごいなあ。自然の風景や動植物が大好きなんだな。木のカヌーを使うのも自然を愛している証拠。たくましく、力強く、それでいて自然への優しい眼差しをもった方だった。
行ったことも見たこともない全然知らない場所を、現地の人の心にふれながら旅することができて、とても楽しかった。
雷による森林火災で古い森は消失するけど、それは新しい森の命が立ち上がる芽生えでもあるという話が印象に残った。
Posted by ブクログ
ノースウッズは無数の湖をもった深い森です。
大工のウェインさんは春の気配を感じると3週間分の食糧をもって、カヌーの旅に出かけます。彼がはじめて旅にでたのは14歳のとき。それから40年、彼はかかさず春と秋に旅に出るのです。
ノースウッズの豊かな自然と、そこに暮らす動植物を写真で伝える旅の絵本です。
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ウェインさんスナフキンかと思った。アルミやグラスファイバー製の丈夫で軽いカヌーを使わないのは自然の景色に溶け込んで動物たちを驚かせないため。湖と湖の間、陸地にのびる獣道のことを人間はポルタージュと呼び、ウェインさんは木製のカヌーを担いでその道を歩くことを考えると敬服する。「必要なのは力じゃなくてバランスなんだ」と言いながら大きなカヌーを担ぐ姿がかっこいい。あとやっぱりなんか言ってることもスナフキンっぽい。
ムースの頭蓋やカリブーの巨大な角、火災の跡地にひろがる奇妙な森、湖上の壁画…自然、生命、時の流れ、いろいろなことを感じる写真絵本。
ノースウッズの木々の名前がしっかり書いてあるのも科学絵本って感じでいい。さすがたくさんのふしぎ。
Posted by ブクログ
季節、自然、時間、感じる、生きる。
静かに自分や自然と向き合う時間
自分が感じたことを大切にすること
そんなキーワードが思い浮かんだ本でした。
新しい世界と触れることができそうです。
Posted by ブクログ
私の知らない世界。カヌーで旅する「ノースウッズ」。星野道夫さんの本と同じような世界観を感じた。たまに自然が恋しくなった時に写真いっぱいのこのような本を読むと元気を貰える!自然が溢れるお気に入りの場所にテントをはり、散歩や読書…なんて羨ましいのだろう☻
Posted by ブクログ
この度も大竹さんの写真が美しい。ノースウッズの澄んだ春の空気が伝わる。ウェインさんは何者だろう?普段は大工さんらしいが、自作のカヌーや3週間分の食糧や道具を担いで歩くタフなおじいちゃんだ。なんのための旅なのかと疑問に思っているとカヌーの旅は州立公園に森のようすを伝えて終わる。いつからその活動を?ボランティアだよなぁ。そしてノースウッズと共にあり地域の自然を大切に思うウェインさんの温かな佇まいが感じられる。静か。
Posted by ブクログ
著者の大竹英洋さんの写真集が欲しいと思い検索すると、福音館書店の「たくさんのふしぎ」シリーズが出てくる。その時は同シリーズの「ノースウッズの森で」を購入したが、本書は復刊の予告が出ており、心待ちにした復刊だ。
本書に現れる旅人は14歳のころから、毎年、春と秋に3週間のカヌー旅に出かけるという。カヌーには食料やテント、薪ストーブまで積み込んでいる。なんて素晴らしい人生だろう。カヌー旅を通して北米大陸北部のノースウッズの魅力が伝わってくる。カヌー旅の自由が伝わってくる。顔がこわばるほどの張りつめた空気や、首筋を流れる冷たい雨、閉じた瞼越しの柔らかな陽光が伝わってくる。
わが身を、アウトドアにおきたい衝動に駆られる一冊。