あらすじ
過激でダーク。悪魔的面白さ
《吉田鋼太郎氏推薦!!》
ゲースロの元ネタで復讐劇の元祖『タイタス…』。国内全集未邦訳、初文庫化の『…アーデン』。「これがシェイクスピア!?」と驚く異色二作!
勇猛な将軍タイタスはゴート族の美しき女王タモーラと王子らを捕虜として引き連れ、祖国ローマに凱旋。女王の願いを無視し、王子を惨殺する。ところが新皇帝が女王を娶り、立場が逆転。女王による復讐が始まる。――過激でダーク、血で血を洗う復讐劇の元祖『タイタス・アンドロニカス』。それに加え「これもシェイクスピア?」と論争になり、国内全集で未邦訳だったが2016年に正典入りした、幻の『ファヴァシャムのアーデン』も初収録。
【本作を楽しむ5つのポイント】
・『タイタス・アンドロニカス』は復讐劇の原型! 残虐で醜悪な人間像がスリリングに描かれる。
・国内全集では未邦訳だったが、2016年に正典入りした幻の『ファヴァシャムのアーデン』を初文庫化!
・「これがシェイクスピア!?」今も論争が続く問題作。どこがシェイクスピアの筆か、当ててみよう。
・日本初! ライムを全訳した決定版。こだわりのリズムで音読すると気持ちいい!
・最新研究に基づく徹底解説&詳細な注釈付き!
The Lamentable Tragedy of Titus Andronicus
by William Shakespeare
from
The first Quarto, 1594
and the first Folio, 1623
The Tragedy of Master Arden of Faversham
by William Shakespeare and others
from
The first Quarto, 1592
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
この本は、「タイタス•アンドロニカス」、「ファヴァシャムのアーデン」そして「あとがき」の3篇を楽しめます。
確かにすぐ殺したり、残虐な場面が多かったり(タイタス)、ちょっと下世話な表現があったり(アーデン)と、シェイクスピアらしくない作品ゆえ、長年正式にシェイクスピア作と認められなかったそうです(アーデンが最終的に認められたのは2016年!)
かなり初期の作品のせいか、よく言えばジェットコースターのようなメチャクチャな展開で、2篇ともすごく面白いです!
悪く言うと、他の有名なシェイクスピア作品のような格調の高さはあまりありません。
でも、身分を問わず、一般大衆が楽しめる戯曲として書かれたものかもしれないと思えば、まるでテレビドラマを見るように引き込まれて、スルスルと読めてしまうと思います。
訳者の河合祥一郎先生による「あとがき」で、この作品2篇にまつわる詳しい解説が読めて、これもまた勉強になりました。
迷っている方は、ぜひ読んでみてください!