あらすじ
「大丈夫」と心から言えない日のお守りに。数分で読めて何度でも沁みるショートエッセイ集。
「誰も私を必要としていない気がする」と話してくれた友人に「どこにでも行けるね」と答えたら、笑ってくれて嬉しかった。(本文より)
うまく言えなかった言葉や、気づかれずに過ぎていった仕草。ほんの数秒だけ心をかすめた気配。
日常で見過ごされてきた思いや時間を、丁寧な筆致で掬い上げていく、著者初めてのエッセイ。
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Posted by ブクログ
【あらすじ】
まだ寝たくない夜、スマホの代わりに手に取って欲しい本。
「大丈夫」と心から言えない日のお守りに。数分で読めて何度でも沁みるショートエッセイ集。
「誰も私を必要としていない気がする」と話してくれた友人に「どこにでも行けるね」と答えたら、笑ってくれて嬉しかった。(本文より)
うまく言えなかった言葉や、気づかれずに過ぎていった仕草。ほんの数秒だけ心をかすめた気配。
日常で見過ごされてきた思いや時間を、丁寧な筆致で掬い上げていく、著者初めてのエッセイ。
『誰かの言葉で嬉しくなったときに、裏を読んで疑心暗鬼になったり、勝手に傷ついたりすることをさんざんやってきたけれど、身になったためしはなくて、好意をただ好意として受け止める素直さも覚悟だとやっとわかった。
私たちは他人で、必要のない答え合わせはしなくていい。私は嬉しかった、それだけでいい。』
『悪いことが起こったとき、つぶやくおまじないがある。梨木香歩さんの『冬の午後』という短小説に出てくる「こんなことは私の致命傷にはならない」という言葉だ。』
『私は、パートナーを作らず、子どもを産まない人生を選んだわけだけど、そのことを「いつか後悔するかもしれないよ」とやさしく言ってくれる人がときどきいて、私はねえ、こっちの道で幸せになると決めたんじゃなくて、こっちの道で後悔すると決めたんですよ、と朗らかに言い返せるようになりたい。』
『みんなにやさしい人のやさしさは自衛かもしれないし、いつも明るい人の明るさはその人の戦い方かもしれない。あのとき言ってくれた「大丈夫」は「そんなこと気にしなくて大丈夫」ではなく「あなたならどんなことでも大丈夫」だったのかもしれない。人の裏ではなく奥行きを想像できるようになりたい。』
『ずっと笑っていてと思ったけれど、その願いが「つらくても笑顔を見せて」と変換されるのは嫌で、胸の奥で飲み込んだ。ほかの誰も気にしなくても、自分が嫌なら嫌でいい。傷つく自由を持ったまま、どうか傷つけられないでほしい。』
【個人的な感想】
やさしい、でも芯のある人だなと感じた。
大切な人にプレゼントしたくなる本。
Posted by ブクログ
じんわりとあたたかさが染み込むような本。
本を愛する気持ちがとても伝わる。
すきなフレーズ
「こっちの道で後悔すると決めている」
「花ってやさしいなと思うのは、視線を上へ向けさせてくれる花とその場にしゃがみ込ませてくれる花、どちらもいるところ」
「あたたかくしてね、は愛の言葉」