【感想・ネタバレ】七月の砲声 1巻のレビュー

あらすじ

日清戦争劈頭の豊島沖海戦を描いた表題作はじめ二次大戦中、バレンツ海で援ソ船団を巡る攻防を英独双方から描いた2作品など近現代の海戦史を10本収録。

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

「潜水艦L四ヒヤリハット事例」
これはもう、ヒヤリハットではなくインシデントなのではなかろうか。聞き間違いから発生してしまった生死の境を彷徨う事故。艦内では発狂寸前ぐらいの混乱もあったのでは?解決に至った手段の選択は、『フラナガン・ブーン』にあった一幕を思い出しました。あれって、この事故から構想を得たのかしら。
帰還後、しっかり対策をとったことまで踏まえて評価するべき物語。事故の犯人探しでなく原因探しをして、きちんと対策・改善を行う。どれだけの企業がそれをできていることやら。

「ルフィジ川の墓標」
互いに目標を視認できないなか、観測と間接射撃で戦闘するという、ロマン溢れる戦闘の回です。有視界戦闘でなくとも戦いは始まってしまうというのは、戦争を別のフェーズにしてしまったのでしょう。記念すべき最初の戦闘な訳ですか。
ジャングルの河口デルタ地帯という戦場の設定が、フィクションであれば作為を感じてしまうものですが、事実は小説よりも奇なりというものなのでしょうね。

「遥かなるムルマンスク」「ムルマンスク船団を阻止せよ」
ムルマンスクの戦闘を、参加したイギリス・ドイツ両陣営の視点で描いた連作。
連作で読めるのは、とても嬉しい。しかも1冊に収めてくれるのが良い。
同時進行で両陣営を描くのも多角的でいいのですが、一つの方向からの視点を一つずつ用意して、それらが集まって多角的になるのもいいものです。

「投下高度零フィート」
高度0フィートということは着水しているわけで。それを航空雷撃と言っていいものかどうか。航空機による雷撃ということなので、ありなのか。
文言だけ聞くと冗談みたいですが、初者というのはそういうものなのかも知れない。


記憶に残った5作品。

0
2026年04月08日

「青年マンガ」ランキング