あらすじ
生まれつき普通でないものが見える女子大生・福来あざみは、ひょんなことから怪異や呪物などの調査・解体を行う都市伝説解体センターの新人調査員として働くことに。センター長で「千里眼」の能力を持つ青年・廻屋渉、先輩調査員で運転手のジャスミンこと止木休美とともに、さまざまな怪異調査の依頼をこなしていく! ファミレスで遭遇する「もう一名様」の怪異、ジャスミン宅に忍び寄る人形の恐怖、山田ガスマスクが取材する地下アイドル失踪事件、犬神大学に夜な夜な現れる如月努の怨霊の噂・・・・・・Web連載4話に書きおろしを加えた全5話。人気の怪異ミステリーゲーム『都市伝説解体センター』のスピンオフ短編集!
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Posted by ブクログ
ゲームのリリース後にポンポン出る書籍。さすが集英社。
そう思ってコミックやらみらい文庫やら色々買ってたが、気づけばまだまだ出ていたので一気に色々と買った。
もはや自分が持ってるのか持ってないのかも良く分からなくなってきている。
そして、ファンとしては嬉しいものの、正直ゲームと同じストーリーを追っていくノベライズやコミックは大体話わかってしまっているので、こういう外伝ものが嬉しい。
ゲームを追体験するのもおもしろくはあるが、やっぱりファンはあのキャラクターたちの別の冒険を見たいんだ。
ということで、本作は奇譚、となっている通りいわゆるスピンオフ。コミカライズみたいにあざみが高校生になっているわけでもなく、おそらくゲームのストーリーの時系列のどこかで起きた別の都市伝説。
一応注意書きには、一部改変が含まれているとなっているが、意図的にどこかを変えたと言うよりは、著者に原作準拠だけど割と自由に書かせたから、ちょっと公式設定と違う内容があるかもしれないよ~、知らんけど、くらいの意味合いなんじゃないかと思う。少なくとも自分は読み終えても改変ってあったっけという感じだった。
むしろ原作愛をしっかり感じるとても良いスピンオフ。ちゃんとあざみのセリフのいくつかが「A」は「B」で「C」だったってことですか?みたいのがあってうれしい。
まあ、改変というか、違和感は正直あった。ちょっとサービス精神が旺盛すぎた。
チャプターの主人公はあざみだけじゃなくて、みんな大好き山田ガスマスクも出てくるのだが、そこに本編の天誅事件編で出会うはずの人たちがモリモリ出てくる。顔を合わせちゃってすらいるので、本編の時点で顔見知りになってるはずでは?と思うくらい。このあたりが改変と言えば改変なのかもしれないが。
でも、この山田の章がお話としては一番面白かったかもしれない。
全体的なテーマも、人間という存在が一番怪異だというその根っこは同じなので、ゲームを遊んでても思った、「こういう怪異な人間が実際そこら中にいる」という事実を痛感してしまって気分が悪くはなるが、そこはまあしゃーない。
ゲームを遊んでない人がこの小説を読むとは思えないけど、本編のネタバレは特にない。むしろ、本編を知ってる人が読むとニヤニヤできる箇所が色んなところに散りばめられているという感じ。だから、一応こっちを読んでからゲームを遊ぶ楽しみ方もできると思う。
そして山田以外の章は全部あざみが主人公で、ある意味こっちが本編。世に数多放たれてしまった怪異、あざジャスゾンビたちが舌なめずりして待ち望んでいた二人の仲良しエピソードがこれでもかというくらい描かれている。
あざみとジャスミンのお泊り会!
トシカイくんの絵を描くあざみ!
実は怖がりなジャスミン!その背中に隠れるあざみ!
運転中のジャスミンにハンバーガーやポテトを餌やりするあざみ!
センター長、あざみ、ジャスミンの三人で焼肉に行こうという相談!
ありがとうございます!ありがとうございます!
うーん、画像でくれ!
ほんとに欲しい情報をバンバンくれる。お腹いっぱい。でもどうせすぐお腹すくんだろうな… ゾンビだから…
Posted by ブクログ
ゲームをクリアしたので読みました。
クリア後に読んだ方が面白いと思います。
山田ガスマスクの話が何だか好き。
ゲームをしていた時あざみーがボケると、脳内センター長から入るツッコミが好きだったのですが流石にそれは無かった。
Posted by ブクログ
スピンオフノベライズという事で原作の結末を知っているからこそ、収録されているどの話もより楽しめたと思います。
[地下4階の地縛霊]はとくに感慨深い。
山田ガスマスクも登場する話は怖さもありながら、彼らしさがより増たので良かった。
原作のどのキャラクターも愛着があってちょっと登場するキャラクターもいて嬉しい。
Posted by ブクログ
ゲーム『都市伝説解体センター』の短編集。
前に読んだ『都市伝説解体センター 断篇集』とは違い、全ての話が同じ作者なので読みやすかった。
あざみーとジャスミン先輩がメインの1話と2話は都市伝説解体センターの雰囲気そのままで、いかにもゲームの話の合間にあった感じが出ていて良かった。
ガスマスクメインの2話は、ゲーム内のいろんなキャラがにおわせる程度の出演をしていてニヤリとした。そしてやっぱりいろいろやらかしてるのね、あなた……。
4話・5話は読み応えがあった。都市伝説解体センターをクリアしていると味わい深い。
Posted by ブクログ
どの話も面白かった。
特に山田ガスマスク主人公の#3はイイ話だった。
「そこがここに繋がって来るんだ~」という良い驚きと、最終的に良い所に着地したなという、ダブルでイイ話だった。
あんまり味合わない読後感だった。
先に出た単行本の短編集といい、山田ガスマスクと谷原きのこは他の面子より使い勝手が良いのかな?
濃いキャラの多いゲームだったから、サブキャラ等他の面子がメインの話も読みたいなぁ。
フラメンコ修行したツアーガイドの話みたいに。
#4で椅子に座った怪異が出て来た時、単純に教授の死体発見したのかと思ったわ。
すぐに電気付けて110番する流れだと思ったけど、そうしてたら色々台無しだったのね。
後冒頭に出て来たカップル、男性がクソだなと思ったから「早くそんな男と別れなよ!」と思って読んでたらその後もっとクソな事が分かった。
別れたかどうかは書かれてなかったけど、これを機に別れてる事を望む。
#5で、ミニサイズと言え夜遅くに牛丼は拙かったかとかあずみちゃん思ってたけど、ミニサイズ二つ食べたからじゃないかな?とか思う。
第三視点だとあの場面どう見えてたのかと想像すると中々ホラーよなぁ。
Posted by ブクログ
ゲーム本編の隙間を縫うような物語ばかりでとてもおもしろかった。
本編では深堀されなかった事がいろいろと言及されていて、ゲームをプレイしていたら尚更楽しめると思うが決定的なネタバレはないので、未プレイでも小説としておもしろいと思う。逆に既プレイだと文章内の含みを余すことなく楽しめるので、ゲームの補完的作品としても素晴らしかった。
#5の「地下4階の地縛霊」がゲーム本編ではなく公式Twitterなどであげられていたキャラクタープロフィールから元ネタを引っ張ってきていてすごく良かった。これが書き下ろしなのかな?
断片集にも山田ガスマスクの話が載っていたが、こちらにもあり、山田ガスマスクの人気度の高さが伺えた。