あらすじ
昼に起き、サウナで身を清め、新作の執筆にいそしむ。行きつけの酒場で酒を呑み、担当編集者と打ち合わせ、焼酎でひとり晩酌をする。テレビの仕事が徐々に減り、執筆に専念するなか、胸を去来する孤独と不安。平成から令和へ、そしてコロナ禍へと突入し、宴や球場観戦もかなわず、たまるストレスを師・藤澤清造のさらなる追慕作業で晴らす……。最後の無頼派作家が、死の直前まで綴ったライフワークの日記文学、ついに合本で完結!
2016年6月~2022年1月分収録
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Posted by ブクログ
一私小説書きの日乗シリーズ1作目(無印) 未読
シリーズ2作目(憤怒) 既読
シリーズ3~5作目(野性、遥道、不屈) 先日読んだ、本作の姉妹本
シリーズ6~8作目(新起、堅忍、這進) 本書
で、wikipediaには、
「一私小説書きの日乗 這進の章(『本の雑誌』2020年9月号 - 2022年3月号 作者逝去により全19回で未完)」
とある。
このファットな姉妹本を出してくだすった、角川文庫のご担当者様に感謝を捧げつつ、
この日乗に限らず、途絶した文筆の、のたうちまわり加減を、残してくださすった作者様に、最大限の敬意と哀悼を。
ご本人の寂しさや、苦しみや、無念、志半ば、不慮等々、重々思いは及ぶけれども、非業の死にこそ浪漫を感じていた人が、結果的に横死(タクシー内、20220205、54歳)をもって列聖したと、いえ……うーんどうかわからないけれど、今後もたぶんずっと好き。