あらすじ
いつか誌怪(あやかし図鑑)を編纂したい。そのためにも本物に遭遇したい。そんな希望を胸に秘め、皇帝直属の捜査機関「捜衛局」で働き始めたあやかし好事家の瞳春。イケメンだけどあやかしを馬鹿にする狼藍と組まされ後宮の捜査に当たるのだが、人物が抜け出す絵や姑獲鳥襲撃など、不可解な事件が勃発。「これは人の仕業ではありません」意気揚々と事件に挑む瞳春だったが、捜衛局が捜査をするうちに、嫉妬と陰謀、そして長年にわたる殺意が明らかになって――。事件の裏にいるのはあやかしか、それとも・・・・・・? 瞳春の空白のあやかし図鑑は、輝かしき第一項を記すことができるのだろうか。
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Posted by ブクログ
主人公が妖怪が大好きであり、実際に事件が起きると最初は妖怪の仕業かとテンション上げつつも、捜査自体はしっかりと現実的に行っているのはよかった。
妖怪だという結論ありきではなかったので。
後半になればなるほど、その傾向は強かったような。
事件自体も、絵から出てきた人物の子を孕んだ話、妖鳥の襲撃事件と本当に現実の事件かと思えるほど驚愕の内容ながら、ちゃんと理詰めで解けるのでよかった。
最初の事件はトリックも凝っていたし、次の事件は小説ならではのトリックだったなと思ったので。
挿絵などあると、バレそうな手口……
ただ最後の事件はちょっと荒唐無稽かな?
実現可能かが気になるところ。
まあ最後の話は、相棒の経歴の暴露だったり、相棒と合いそうで合わなかった主人公が義兄弟ならぬ義妹になるとまで懐いたりな話だったので、意識はそっちに持っていかれたから、びっくりどっきりトリックでも、ツッコミは野暮かもなとは思った。