【感想・ネタバレ】江戸商い解剖図鑑のレビュー

あらすじ

栄華の極みから凋落へ 商人たちの浮き沈み噺

江戸時代にしたためられた『町人考見録(ちょうにんこうけんろく)』。そこには栄華を極めた商人たちが凋落、破産していくようすが記されていました。
その背景にあった江戸時代の商人たちの豪勢な暮らしぶりを成功譚、失敗譚とともに紐解いてみると、他人事とは思えない人生ドラマが潜んでいました――。

商家の豪勢な暮らしぶりから、
豪商に上り詰めた商人の豪胆なエピソード、私欲や油断で滅んでしまった商家、
奉公人たちの出世街道と不正・しくじりまで、
現代でもみにつまされる成功譚と失敗譚、驚きの商人文化が目白押し!

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Posted by ブクログ

江戸時代の商人たちと奉公人の悲喜こもごも。
その成功譚と失敗譚を中心に紹介し、
更に、生活や文化にも目を向けて、語る。
・はじめに
1章 江戸の商いの基本
2章 江戸の豪商たちの成功噺
3章 江戸の豪商たちのしくじり噺
4章 商家の贅沢な暮らしと粋な趣味
5章 商家の奉公人の暮らしとしくじり噺
巻末付録 江戸時代の着こなし―江戸の遊び時間―
主要参考文献有り。
・おわりに

大店と言えば、京に本店がある江戸店。
一方で、江戸で起業・開業した江戸本店には中店・小店もある。
所謂豪商と言われる商家には、様々な成り上がるまでの
物語があった。それは商機を捉える才覚と発想。
行商での産物廻し、空樽のリサイクル、蝦夷地開発、
吉原から板元になった蔦重、新田開発、捕鯨など。
だが、破産の憂き目を味わう商家もある。
破産した末は一家離散や行方知らずとなり、下層の民に。
原因は廓遊びに贅沢三昧、京・銀座の浮き沈み、人柄も。
何と言っても大名貸のリスクの怖ろしさ。
奉公人の生活と仕事では、退職理由いろいろ。
手代になれば遊びや趣味で息抜きできるが、
身を持ち崩す原因とも成る。
大変ですね~習い事と作法を学ぶ商家の子どもたち。
贅沢ですね~女性たちの芝居鑑賞、物見遊山や涼み舟。
散財多いですね~金がかかる道楽と趣味、人付き合い。
主人のみならず、家族の散財も家を傾ける要因に
なっていたのかのしれないと、感じました。
著者が発想を得たという京都・三井本家の三代目が記した
「町人考見録」には豪商の盛衰が50件・・・読んでみたいなぁ。

0
2025年12月18日

Posted by ブクログ

商いの中でも商人にスポットを当てて、紹介されています。
当時のお金持ちの豪奢っぷりとそこからの転落人生。実際にあったエピソードが大部分を占めています。

0
2025年11月15日

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