【感想・ネタバレ】夢詣のレビュー

あらすじ

その悪夢、見れば、死ぬ――
”順番”が来るまでに、解呪の鍵を探し出せ。

「もうすぐ私が御血をいただける順番です」
“死に至る夢”を見ると訴えていた女性と老人が突然死し、
老人の胃から人外の血液が発見された。
2人の患者の死後、精神科医・紙森千里にも悪夢は「感染」り、
謎の儀式に参列する夢を見る。

一方、都市伝説〈呪夢〉を追うオカルトライターの伊東壮太 は、
死亡した同業者のメモ「鍵は夢詣」からある孤島の奇妙な祭祀の存在を知り――。

書店員からの圧倒的支持を受けた、
第45回横溝正史ミステリ& ホラー大賞〈読者賞〉受賞作。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

ネタバレ

精神科医の視点(霊感的異能あり)とオカルトライターからの視点から伝染する悪夢の真相に迫るお話。
読者は両者が得た情報を総取りできるので、途中もどかしさを覚えるほど。
早くもう片方にも情報伝えてやってくれよと。
ただ両者は互いに面識がないため、いつどう合流するのかと思ったら、それは案外呆気なく、そこからは協力して死に至る悪夢から逃れるための行動に出ることに。
これでどうにか逃れられればよかったのだが、ホラー小説レーベルなのでそうもいかず。
儀式の後の、これまでスルーされていた伏線の怒涛の回収っぷりには冷や汗ものだった。
果たして関係者は生き残れるのか。

ただ生き残れたところで真の意味では逃れられないのだろう。
何しろもう「落ちて」しまったのだから。

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2025年11月20日

Posted by ブクログ

“見たら死ぬ悪夢”。
感染する悪夢の謎を精神科医とライター、2人の主人公の視点から追うホラーミステリー。
迫り来る死の順番、悪夢の謎、とある島の儀式。魅力的なホラー要素が詰まった一冊。
タイムリミット系ホラー(?)好きにはたまらない内容で、とても面白かった!

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2025年11月14日

Posted by ブクログ

オカルト的な小説を読むのは初めてだったが、独自の世界観が面白く最後まで読む手が止まらなかった。
冒頭の夢、伝染していく呪夢、そして結末との繋がり。細かい一つ一つの表現がこの世界観を緻密に創り上げている。
終盤は意味深な描写が多かったが、正直理解しきれてない部分があり、本書こそ解説があったら良かったなと感じた。

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2025年11月07日

Posted by ブクログ

ネタバレ

面白かった、怖かった!
物語の「謎」に集中できる本で、変なノイズもなく楽しむことができた。
サバサバと話が進んでいくので読みやすい。
 
やや登場人物の言葉使いが不自然なのが気になるが、
キャラも立っていて面白い。
結末は…。。。思ったよりバッドエンドで立ち直るのに少し時間がいりそう。

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2025年11月05日

Posted by ブクログ

ネタバレ

紙森と伊東それぞれの視点から描かれ、だんだんと交錯し、終盤には一緒になって夢詣に立ち向かうが、思ってた結末と違いバットエンドで、その後も読んでみたい。

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2025年11月04日

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