あらすじ
その悪夢、見れば、死ぬ――
”順番”が来るまでに、解呪の鍵を探し出せ。
「もうすぐ私が御血をいただける順番です」
“死に至る夢”を見ると訴えていた女性と老人が突然死し、
老人の胃から人外の血液が発見された。
2人の患者の死後、精神科医・紙森千里にも悪夢は「感染」り、
謎の儀式に参列する夢を見る。
一方、都市伝説〈呪夢〉を追うオカルトライターの伊東壮太 は、
死亡した同業者のメモ「鍵は夢詣」からある孤島の奇妙な祭祀の存在を知り――。
書店員からの圧倒的支持を受けた、
第45回横溝正史ミステリ& ホラー大賞〈読者賞〉受賞作。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
ええっ!? こんな終わり方ある!?(泣)
悲鳴は闇の中に吸い込まれ、消えた。
…その後が気になって気になってしょうがない(泣)
出てきたあのコ(と言っていいのか分からないけど)はこの先何処に向かって行くんだろうか(泣)
いや〜面白かったです。
寝る前にちょびっとずつ読むつもりでいたんだけど、本閉じた後も、やっぱり気になるわ~ってなって結局短時間で読んでしまいました。
お話の中で出てくる小舟と表紙絵の船の感じが若干違ってたから、本を閉じるたびに違和感感じてたんだけど…
なるほどね~、そういうことでしたか、いや、この感じの船だね確かに。欲を言えば、乗船人数をもう少し増やして貰ったら、読み終えた後もあの嫌な感じをもっと引きずれるのに…なんて思っています(笑)
最後の場面で先生の実家におもむいた二人のてん末があえて書かれてない点、良かったです。
読者は色んな形を想像するだろうけど、形(あえてこの表現)は違えど皆さんバッドエンドの方向で想像するでしょうし。
ほんとは助かって欲しいけど…多分無理(泣)
ひとつ引っかかったのは、
先生のお母さんが自殺された理由について。
島の人達への自責の念? 自分と同じ力を子どもに継がせてしまったことへの悲しみ?
色々考えてみて、ふと、思ったのは、自殺したと先生が思ってるだけ…なのではと。逃げたことによって、例の者達の手にかかったのかなと。。
先生のお母さんのことも、今回の一連のことの始まりが何処からいつからだったのかとかも、はっきりしないけど、それでいいんだと思ってます。面白かったので。
Posted by ブクログ
絶望のバッドエンド。
ずっと厭な予感がしていた。納得の結末。
とくに岬の言っていた、紙森の母が亡くなったあの畳ばりの和室で「紙森の笑う顔が見えた」がもう…
まるでオーメンの如く、悪魔の子を宿してしまった紙森が可哀想でならない。
群馬県出身の作者とのことで、「文豪、田山花袋」は上毛かるたを小さい頃から叩き込まれる群馬県人ならではの表現だった。
同郷のわたしは、赤ら顔のお爺ちゃんの顔が直ぐに浮かんだ。
あと途中、ナチュラルに伊東と咲のデートがはじまってちょっと笑った。
Posted by ブクログ
精神科医の視点(霊感的異能あり)とオカルトライターからの視点から伝染する悪夢の真相に迫るお話。
読者は両者が得た情報を総取りできるので、途中もどかしさを覚えるほど。
早くもう片方にも情報伝えてやってくれよと。
ただ両者は互いに面識がないため、いつどう合流するのかと思ったら、それは案外呆気なく、そこからは協力して死に至る悪夢から逃れるための行動に出ることに。
これでどうにか逃れられればよかったのだが、ホラー小説レーベルなのでそうもいかず。
儀式の後の、これまでスルーされていた伏線の怒涛の回収っぷりには冷や汗ものだった。
果たして関係者は生き残れるのか。
ただ生き残れたところで真の意味では逃れられないのだろう。
何しろもう「落ちて」しまったのだから。
Posted by ブクログ
“見たら死ぬ悪夢”。
感染する悪夢の謎を精神科医とライター、2人の主人公の視点から追うホラーミステリー。
迫り来る死の順番、悪夢の謎、とある島の儀式。魅力的なホラー要素が詰まった一冊。
タイムリミット系ホラー(?)好きにはたまらない内容で、とても面白かった!
Posted by ブクログ
オカルト的な小説を読むのは初めてだったが、独自の世界観が面白く最後まで読む手が止まらなかった。
冒頭の夢、伝染していく呪夢、そして結末との繋がり。細かい一つ一つの表現がこの世界観を緻密に創り上げている。
終盤は意味深な描写が多かったが、正直理解しきれてない部分があり、本書こそ解説があったら良かったなと感じた。
Posted by ブクログ
面白かった、怖かった!
物語の「謎」に集中できる本で、変なノイズもなく楽しむことができた。
サバサバと話が進んでいくので読みやすい。
やや登場人物の言葉使いが不自然なのが気になるが、
キャラも立っていて面白い。
結末は…。。。思ったよりバッドエンドで立ち直るのに少し時間がいりそう。