【感想・ネタバレ】私たちに残されたわずかな永遠のレビュー

あらすじ

人類は、もしかしたら一度滅んでいるのかもしれない。
月面の居住施設「ルナアーク」。
奇妙な社会性生物と人間が共存する町「ドゥマレ」。
2つの世界が交差する、スチームパンク×SF小説!

生き延びて欲しいの。
今のあなたとは違う形になったとしても。
時は2131年。13歳のアリサは「ルナアーク」と呼ばれる、月面の居住施設に住んでいた。アリサが5歳の頃、両親とともに地球から移住してきたのだ。地球からの転校生、ケンジと仲良くなるが、その矢先、とんでもない事件が起こり――。
一方、教会暦918年。ドゥマレの町では「アッザ」と呼ばれる、奇妙な社会性生物と人間が共存していた。この町に住む13歳の少女メルはアッザの捨てたゴミの山から発見された捨て子だった。
アリサとメル、ルナアークとドゥマレ――交わるはずのない2人と2つの世界が交錯したとき、戦慄する事実が明らかに……。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

機巧のイブが気になりながらも新刊を読んで面白かったら読もうと手に取った。SFでここまでのめり込むとは思わなかった。余韻に浸りながら人としての生き様やこの先にある未来を考えてしまう。そして続きが読みたいと思う作品だった。

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2025年11月21日

Posted by ブクログ

ネタバレ

面白かった!

でも、カナコ達は一緒に複製播種船に乗らなかったのかな?
時間がなかったの??
アリサがずっとかわいそうで、特に喧嘩を仲裁しようとした5歳のアリサに涙が出たし、ずっと一人きりで何千年?何万年もその思い出を反芻してるのかと思うと……。つらい……。

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2025年11月16日

Posted by ブクログ

ゴトーヒナコさんの装画に惹かれて手に取りました。
読み終えたあと、改めてカバー表紙を見返すと、「そういうことだったのか……」と深く胸に響きました。
物語の壮大さと静かな余韻が見事に調和していて、本当に素晴らしい作品でした。

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2025年11月10日

Posted by ブクログ

交わりそうに無い二つの物語が、こんなにも綺麗に絡み合う展開がとても面白かった。実際には自分たちに残されたわずかな時間でも、今を生きている私たちにとっては永遠に続くと感じてしまう。限られた人生で後悔のない選択をしていきたいと感じさせられた。

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2025年11月09日

Posted by ブクログ

「人は死ぬのがわかっていても、人との争いをやめない。謝りたい人や、仲直りしたい人がいるなら、素直にそうしておいた方がいいのにね……」という台詞が物語中の場面も相まってぶっ刺さった。
面白かったので満足。

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2025年10月26日

Posted by ブクログ

あっちこっちに話が飛んで、あれれ??と思いながら読んでいくと、だんだん繋がっていく。
ファンタジーなような、そう遠くない未来というか。最後まで人としての正しい心を残して生きていきたいものだ。

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2025年11月10日

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