あらすじ
「どんな生き方で今の小野寺サンが構築されて、世界を観測しているのか、興味がある」「好きって事」…家を逃げるようにして出てきて1年が経ったスイは、兄と、家族と、“自分”と向き合うことになる。かくも小さき世界の、何者にもなれない自分であろうと――。
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Posted by ブクログ
全部都合よく解決なんてことにはならないけど
自分の小さき世界の中で少しずつ
人と動物と触れ合って心を温めながら
自分を確かめていく。
ティノさんの蓋の件で大泣きした。
ティノさーーーーーーん(涙)
スイのティノへの向き合い方(ティノさん呼び)とか
無関心郁のスイへの溺愛っぷりとか
スイや湊のちょっとしたリアクションとか
かわいいところもたくさん。
大事にしたかったのは
そういう「自分」なんだ。
かくも小さき世界の、何者にもなれない自分。
そんな自分を大事にしたいっていうスイ。
自分を大切にしたいって思えるのって
誰にでもできることではないと思うから。
とてもとても良かった。