【感想・ネタバレ】おれは清麿のレビュー

あらすじ

山本さんによって清麿の謎がひとつ解かれたと考えるべきだろう――
【巻末解説:葉室麟】

「この刀はおれです。おれのこころです。折れず、撓まず、どこまでも斬れる。そうありたいと願って鍛えたんだ」
信州小諸藩赤岩村に生まれた山浦正行、のちの源清麿は、九つ上の兄真雄の影響で作刀の道にのめりこむ。
隣村の長岡家に十八歳で婿に入るが、刀に対する熱情は妻子をおろそかにさせるほどたぎるのだった……。
幕末最後の天才刀鍛冶、その波乱の生涯を描く!

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Posted by ブクログ

信濃国小諸の山浦正行、のちの刀鍛冶師源清麿の一代記。ほぼ幕末の世で、はじめは信州で兄に刀の鍛え方を教わるが、江戸に出て刀鍛冶になる。

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2025年10月08日

Posted by ブクログ

近藤勇の『長曽祢虎徹』は本当は『源清麿』だったという逸話がきっかけで手に取ったもの。女から見ると『ダメ男』なんだろうけど、なんだか憎めないのは自身の仕事に愚直なまでに誠実だからか。最後どうするんだろうと思っていたらこうきたか、というラストシーンで物悲しさと同時になにかさっぱりしたものも感じた。

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2017年04月28日

Posted by ブクログ

波乱の人生。恵まれた能力と、これをサポートしてくれる人達との絆が良かった。「狂い咲き正宗」にも出てくるが、また違った感じ。

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2025年01月24日

Posted by ブクログ

全1巻。
「刀剣商ちょうじ屋光三郎シリーズ」にも出てくる
刀鍛冶・源清麿の生涯。

著者の真骨頂、職人もので刀鍛冶。
面白くないはずがない。
いろいろ不明なところがあるらしい清麿を
説得力ある物語で再構築した手腕はさすが。

ただ、なんでだろ、
ちょっとあっさりした印象。
というか、
そもそも清麿が打った代表作ってどれなんだろう。
刀の素人でも名前を知ってるような
有名な刀打ってないのかな。
清麿って名前のメジャーさに比べ、
刀自体はメジャーじゃないのかな。
あっさりした印象の根は
刀自体の印象の少なさな気がしてきた。

最初に打った刀が、
清麿本人にとって重要なのはうなずけるが、
目利き達にも評価され続けるのもちょっと出来過ぎ。
その原因も、
飛び抜けた代表作の不在(物語中で)のせいかも。

著者が清麿を描いたってのは、
個人的には著者が本丸に攻め入ったってイメージだけど、
「いっしん虎徹」の方が好きだったかも。

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2015年05月07日

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