あらすじ
「地ビール」と何が違う? 大手が作っても「クラフト」? 独自の発展を見せる日本のクラフトビールの現在地を北米ビール作家協会正会員がレポート。その歴史、製法、業界の課題まで。美味しく飲むために読む本。
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Posted by ブクログ
2000年代初頭以降、
アメリカのクラフトビール
IPA
1994年から
日本地ビール協会
のビアフェスが何にも取り上げられていないのは、何か確執でもあるのかしらん?
Posted by ブクログ
ビール産業の概要や、クラフトビールの歴史の繙きといった点ではコンパクトにまとまっている。実践パートや社会を通じた理念のようなものは、響く人には響くか。
Posted by ブクログ
1. 日本のビール事情
● 日本のビールは ピルスナータイプ が主流(ドイツの影響)
● 酒税が高い:ビールの酒税負担率は40%超。ドイツの10倍、アメリカの4倍
● 発泡酒の誕生:バブル崩壊後のデフレ・家計支出抑制が背景
● 1994年の法改正で最低生産量が引き下げ → 「地ビール」誕生。この流れで2010年代以降「クラフトビール」という呼称に変化
● 製造免許を取ると卸売・通販販売の免許もセットで付与 → 全国展開を可能にしている
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2. 世界のビール文化
●ドイツ
- 小麦麦芽を50%以上使用したヴァイツェン
●英国
- 硬水を使用することによる淡い色合いを実現した有名なペールエール
● ベルギー
- 大麦麦芽+小麦麦芽を使用
- コリアンダーシードやオレンジピールを副原料に
- 「ベルジャンホワイト(Witbier)」として知られる
● アメリカ
- クラフトビール文化が盛ん
- 市場シェア:量で13%超、金額ベースで24%超
- 文化的側面:クラフトブルワリー経営者・従業者の多くが白人男性(約80%)
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3. 政策・規制面
● 最低価格制度
- スコットランドが代表例
- 安すぎる酒による過剰消費を抑制するために導入。健康面での配慮も