【感想・ネタバレ】江戸吉原 解剖図鑑のレビュー

あらすじ

なぜ、遊郭は人を惹きつけるのか?

色恋と非情が渦巻く不夜城・吉原。
江戸幕府公認の遊郭である吉原には、華やかな恋の夢を見させてくれる遊女たちがいました。遊郭へ通い詰める男たち、客を虜にする遊女たち、そして遊郭を運営する茶屋・妓楼。客は何を求めて吉原へ通い、吉原の人びとはどのうようにして客の心をつかんだのでしょうか?
遊女や妓楼の等級、蔦屋重三郎のヒット作「吉原細見」などから読み解く「吉原のしくみ」から、
恋せずにはいられない遊女の魅力と茶屋・妓楼の「からくり」、妓楼の裏方や四季の行事まで、人びとを惹きつけてやまない吉原の世界をフルカラーで徹底図解!

ドキドキして、もどかしくて、非日常的で、刺激的。だから吉原に惹かれてしまう!?
お江戸の非日常の極楽(はたまた地獄か?)の世界をご案内!

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Posted by ブクログ

江戸時代の吉原とはどういった場所か?
恋の夢を見させてくれる遊女たちの姿と実態、
様々な仕掛け、茶屋と妓楼やそこで働く人々などについてを、
浮世絵や黄表紙を基にしたイラストと共に紹介する。
・はじめに
1章 吉原のいろは伝授 2章 吉原での遊び方指南
3章 吉原のからくり 4章 遊女屋の人びとと日常
主要参考文献有り
・おわりに

吉原という特殊な場所の様々な光景を
やんわりとした文とイラスト、図解で紹介。
遊女屋や遊女の格、遊び方指南、シビアな金銭関係、
働く人々と遊女の日常、花魁道中や季節の催しなどを、
分かり易く紹介している。
華やかさの裏にある遊女の金銭と仕事のキツさは、
読んでいてもかなりしんどいものでした。まさに苦界。
それでも大見世の内部図解や小見世と、
河岸見世の長屋見世のの間取り、引手茶屋の様子、
昼間の遊女たちの日常や禿、振袖新造、遣り手などの事、
裏方の、若い者、奉公人、台所事情や仕出し屋などの
吉原で働く人々の事が知れたのは、良かったです。

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2025年10月09日

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