【感想・ネタバレ】ことばで愛し、ことばでたたかう 日本文学の宝石箱のレビュー

あらすじ

自分の心に正直に生きるのが,今よりずっと大変だった明治・大正・昭和時代.文学のことばは鋭く優しく壁をこわし,生きづらさを飛びこえました.与謝野晶子,森鴎外&茉莉,泉鏡花,永井荷風――手紙がSNSに変わっても,ことばで考え,思いを伝える私たちに,レトロで新しいことばの宝石が,きっとパワーを与えてくれます.

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Posted by ブクログ

キスの文化を日本に持ち込んだのは、森鴎外だったのか!

「はじめに」から抜粋。
「晶子は、恋にあこがれる乙女はみんな戦争は大嫌い、と叫びました。鴎外は、自由にものを言う人を逮捕する国は滅びる、と予言しました。鏡花は、愛のない結婚は牢獄にひとしい、と若者を無視する空しい結婚制度を刺しました。荷風は、生きる喜びを知る人は勝ち負け競争が空しくなる、と街の戦勝騒ぎにそっぽを向きました。茉莉は、戦争中だっていつだって、私は花とお菓子が永遠に好き、と世間に高まる同調圧力を無視しました」

毎日新聞の書評委員の持田叙子さんが、与謝野晶子、森鴎外、泉鏡花、永井荷風、森茉莉について、書いた本。名前はよく知っているが、あまりまともに読んだことがなかった文豪たち。それぞれの人間性やエピソードが書かれていて、とても身近に感じることが出来た。

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2026年01月23日

Posted by ブクログ

女子中学生のために書かれたスタイルなので、大人読者にはやや慣れない文体ながら、なかなか良い本だった。
とにかく、作者がこの文が素敵だ!と強く感じ、全身でオススメしてくれているのを感じた。
荷風のところは、とくにオススメが強かったので、かつて多少読んだ荷風をまた読みたいと思った。
(私が覚えてることは、荷風がストリッパーと写真をとったり、わか◯酒とかやってたような酷い逸話だけでしたが…)

鴎外も、自分が年を取るに従ってだんだん良さがわかってきたかも。
鴎外のじいさんばあさん、私も面白く読んだ気がします。

本書は、与謝野晶子から始まる5人の文士の紹介だが、与謝野晶子の次が森鴎外、そして泉鏡花、永井荷風、森茉莉。
基本的に生まれた順の紹介なのに、与謝野晶子と森鴎外だけは生まれ順が逆。
この不統一はなんだろうと気になった。

あと、荷風の家は織田信長の子孫だとあって驚いた。
坂本龍馬は明智光秀の子孫(たぶん)だし、三島由紀夫は永井荷風の親戚ってきいた気がしますが。

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2026年06月24日

Posted by ブクログ

昔も今もことばは自分を守る刃にもなれば、相手を傷つける刃にもなる。短文コミュニケーションが全盛の今だからこそ、日本語の美しさに目を向けるのもいいのかもしれない。

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2025年12月17日

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