あらすじ
最高で最強の、夏。
つらい過去も自分の弱さも、踊ればきっと、みんな輝く。
静岡の風物詩〈港かっぽれ〉に夏を捧げた高校生の、汗と涙はじける感動作。
地元出身作家が放つ、祭×青春小説!
ダサい――。熱血顧問の不格好なダンスに、望月夏希らはめまいを覚えた。
静岡の清水みなと祭りで港かっぽれを踊る部活に集まった、やる気なし、体力なし、連帯感なしの十人の高校生。練習を重ねサマにはなってきたものの、ひた隠す過去の傷や虚勢のせいで部員の気持ちはすれちがったまま。
汗と一緒に本音も弱音も大噴出して迎えた本番、彼らは最高のかっぽれを踊れるか!?
感情タグBEST3
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Posted by ブクログ
「かっぽれ」という言葉自体、はじめて聞いたのでタイトルで踊りということはわかったものの何だろう…と思いながら読み始めました。
読み終えて気になって調べたのですが、
「港かっぽれ」というお祭りは実在しているのですね!公式の踊りの動画もみて、これは確かに盆踊りなどとはまったく違う踊りだ…と思いました。
踊りがメインの青春小説だけど、それだけではなくて踊りを通して変化していく人間関係。
踊りも気持ちのあり方もみな少しずつ成長していて、素敵でした。
個人的にもっと知りたいなと思ったのは龍太郎の母親との確執、あとはカスミさんの行方が気になります。
(見落としているだけだったら本当にすみません…)