あらすじ
気象予報士の海斗は突然『異世界』へと召喚された。そこは魔導士が存在し、黒髪と黒い瞳が邪悪の象徴とされる世界。だが召喚した邪教集団から捨てられてしまい放浪生活を送る羽目に。そんなある日、海斗はメイプルストームと呼ばれる恐ろしい突風の危機からひとりの貴族、ハロルドを救う。彼は一帯を治める領主でこの国の王太子だった。偏見をもたないハロルドは海斗を屋敷に住まわせ、異常気象の解明を依頼してくれて……。
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Posted by ブクログ
気象予報士のカイト。
異世界へ召喚され捨てられ2年も放浪生活を送って、けれど辛くとも知識を活かし前向きに生きようとしているのがまず凄いなと。
そこで出会った王太子のハロルド。
黒髪黒い瞳が魔女として忌み嫌われていて今までとにかく辛くてたまらない生活を強いられてきたカイトがハロルドによりまともな、それ以上の生活を送れるようになりハロルドに嫌われ放り出されるのを恐れているのが切なかった。
でもハロルドはカイトを好きになっていてどんどんカイトへの独占欲を現すようになって、でもカイトはその想いを受け入れられないと悩んでいたけれどカイトが黒魔術により神子として召喚され、再び黒魔術の者達により危機をむかえた時にハロルドへの気持ちをしっかりと確信しハロルドの名前を叫び、ハロルドが助けに現れた場面凄く良かったです。
身も心もしっかりと結ばれてホッとしました。
ハロルドのカイトへの溺愛が凄くてカイト、辛かった分それ以上に幸せにして貰えそうで(笑)
カイトのひとつに集中してしまうとその他が疎かになってしまうのをハロルドが甲斐甲斐しくお世話するのは変わらないだろうなと。
ハロルドの従事者のジョージ、いい味だしてます。
特典ペーパーではお互いに…。
可もなく不可もなく
気象予報士?!なんだか面白そうな設定だなぁと購入。黒魔法と白魔法…と言いながら、魔法はほとんど出てこない。王太子だけど、なんだか貴族設定に止まってる感じ。気象予報士も〜そこまで専門的に出てこない感じかなぁ。大きな波がない奇抜な設定やハラハラどんでん返しなどない、予想できる穏やかな感じでした。「めでたし、めでたし」でした