【感想・ネタバレ】誘拐ファミリーのレビュー

あらすじ

「家業、誘拐。ただし、狙うのは法で裁けぬ悪党のみ」――世田谷でペットホテルを営む浅井家は先祖代々、誘拐が裏稼業だ。極悪人のみをターゲットにし、超大型犬用の檻に監禁して身代金を要求する。硬い絆で結ばれた家族六人だったが、長男と次男の五代目家長の座を巡る対立が、一家を二分する壮絶なバトルに発展。某巨大宗教の幹部を狙った誘拐勝負で決着をつけるも予想外の結末に――。怒濤の展開、裏切りの心理合戦が手に汗握る! そして待ち受ける衝撃の結末!! 一気読み必至の長編犯罪小説。

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Posted by ブクログ

新堂冬樹『誘拐ファミリー』集英社文庫。

誘拐をテーマにしたコン・ゲーム小説といったところか。最初に描かれた身代金誘拐はなかなか面白い展開で、この調子でストーリーが展開するのかと大いに期待したのだが、やたら説明的な混沌とした展開になり、何とも呆気ない幕切れだった。


世田谷でペットホテルを営む浅井家は先祖代々、誘拐を裏稼業としていた。浅井家は、祖父の大樹、父親の大地、母親の海、長男の太陽、次男の吹雪、長女の星の6人が硬い絆で結ばれ、法では裁けぬ悪党ばかりを誘拐しては、多額の身代金を手にしていた。

次に浅井家が狙ったのは、悪徳巨大宗教法人の教祖の息子と娘だった。このデカいヤマは、浅井家の長男と次男による五代目家長の座を巡る対決の場となった。しかし、それは一家を二分する壮絶な争いに発展していく。

裏切り、裏切られ、再び手を結んだかと思えば、新たな裏切りが……

本体価格920円
★★★

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2025年04月23日

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