あらすじ
【人気シリーズ、ついに辿り着いた第20弾!】
舞台は、昭和60年(1985年)。
最近、幼稚園児の青が楽しく読んでいるのは、〈東亰バンドワゴン〉の蔵で見つけた『不一魔女物語』という本らしい。
原書はイギリスの稀覯本で、最近日本人に落札された。その額、なんと3000万!
その幻の古書を、古美術窃盗団が狙ってる!?
そして、青をつけまわす怪しい人物まで出てきて・・・・・・。
我南人の今は亡き妻・秋実も活躍する番外長編。
【著者プロフィール】
小路幸也(しょうじ・ゆきや)
北海道生まれ。広告制作会社退社後、執筆活動へ。2002年、『空を見上げる古い歌を口ずさむ』で第29回メフィスト賞を受賞して作家デビュー。代表作「東京バンドワゴン」シリーズをはじめ、「旅者の歌」「札幌アンダーソング」「国道食堂」「花咲小路」シリーズなど著書多数。
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Posted by ブクログ
今まで登場のなかった秋実が語り手となる特別編。秋実視点での我南人や青、堀田家の人々が描かれる。2組の疑問を我南人がLoveだねえで一気にかたずける。
Posted by ブクログ
いつものサチさんの語りがないのが新鮮。
過去の話。
青を引き取ったあとの話で、秋実がまだ生きている。
貴重な古書を巡る窃盗団を出し抜こうとするバンドワゴンの面々の活躍が小気味よい。
いろいろうまく行きすぎるのはいつものことだが、このシリーズはそれが持ち味か。
Posted by ブクログ
シリーズ20番目で、長編の番外編。
今回は秋実さんが語りで、藍子が中1、紺が小6、青は幼稚園児、もちろんサチさんも生きている時の話。
藍子はこの時から絵が上手いし、紺も小学生の時から鋭い視点、そしてものすごく勘が良い。青はとっても可愛かったみたいで、秋実さんも日々楽しそうだった。
ストーリーはいつもどおりすべてが上手く行く話。
あまりに淡々と進むので、裏があるのかと思ったけど、特に何もないまま終わった。。。
みんな生きている頃という設定はとっても良かった。