あらすじ
飛鳥京の世──恋人を殺された天文博士の娘・婁は、二上山中に秘密の“おなごの邑”をつくる。男に虐げられて生きるのが当たり前だった時代、そこは女たちのシェルターとなり、陰謀により死ぬ運命にあった山辺皇女までもが逃げ込んでくる。村から次々と女の姿が消えていくのを男たちは訝しみ、それを都の貴族・藤原不比等が知ることになり……。古代の飛鳥を舞台にしたヒューマンドラマ。
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これは拾い物
激安で購入したが、すばらしい拾い物でした。時は飛鳥時代、壬申の乱の後、鵜野讃良皇女が持統天皇になる前のころ、藤原不比等も登場する歴史絵巻を背景になんと夫たちのDVと戦い抜く山の民である女性の物語である。現代でもDV気質の男性は多々存在するが生物の本質なのか個体差の問題なのか深く考えさせる重厚なテーマに挑んだ作者の感性は見事である。これが処女作なのかネット上にはこの作者の情報がほとんど無い。名前が有名タレントと同じでユーモア感覚の作品かと思ったが全くの誤解でした。読後に生じる何とも言えない寂寥感がすばらしかった。映画にもできる小説です。