【感想・ネタバレ】沖縄戦 なぜ20万人が犠牲になったのかのレビュー

あらすじ

1945年3月末から約3か月間にわたり、米軍と激しい地上戦が繰り広げられた沖縄戦。軍民あわせ約20万人もの命が失われた。戦後、日本は平和憲法を制定したが、沖縄は米軍の軍事支配に委ねられ、日本に返還後、今なお多くの米軍基地が存在している。また、近隣国を仮想敵とし、全国で自衛隊基地の強靭化や南西諸島へのミサイル配備といった、戦争準備が進行中である。狭い国土の日本が戦場になるとどうなるのか? 80年前の悲劇から学び、その教訓を未来に生かすために、国土防衛戦の実相を第一人者が膨大な史料と最新の知見を駆使し編み上げた、沖縄戦史の決定版!

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Posted by ブクログ

ネタバレ

なぜ今、沖縄戦なのかを前置きに語ってくれたので、導入からスッと入り込めました。
戦争の影が這いよってきている昨今……悲劇的な戦争被害を受けた沖縄に関して纏め上げた本書を読むことは、時代のうねりに飲み込まれず、自身の指針を保つために大きな一助となりました。

流されないの大事!

正直、まったく知識がなかったので、大きな衝撃を受けた一冊となりました。
米兵に投降すれば助かったのに、それを許さない日本兵による害が想像以上に大きかったこと。
民間人の犠牲を徒に増やすような限界状況。
自決の強要……。
直接の沖縄戦でなくとも、アジアや日中戦争における日本軍の暴挙も。
自分たちもやったんだから、米兵もやるだろう、みたいな……。

そりゃあ、靖国参拝が炎上するよ、というような感じですね。
もちろん、亡くなった人たちを悼む気持ちにケチをつけるわけではありませんが、英霊として祀り上げて、戦争を美化しているように受け取られるのですよね。

テレビでは言えないような批判を堂々と語られるのですが、膨大な資料がもとになっているので、ぐうの音も出ませんね。

当時の戦争を知る方が、もうほとんど亡くなってきてる中、自国の戦争に関する歴史をよく知る、という上で重要な一冊となりました。

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2026年04月25日

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