あらすじ
元臨床医の氷見亜佐子は厚生労働省の医療監視員。彼女の仕事は、憲法25条、または医療法25条に基づいており、専門知識を活かして全国の病院や医療機関が滞りなく機能しているかどうかを立入検査してチェックすることにある。ある日、東京フロンティア医大の術中死のタレコミ電話を受け調査を進めると、過去にも不審な術中死と優秀な医者の辞職があったことが発覚し――。癖のある同僚や新聞記者、捜査一課刑事らと共に病院に巣食う悪を暴く。二係捜査シリーズの著者による医療Gメンシリーズがスタート!
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Posted by ブクログ
医師の経験を持つ医療監視員の氷見亜佐子が東京フロンティア病院の高井敦也の悪事を暴く痛快な物語だが、組織の中での想定外の活動に対する周囲の偏見や無視などのバリアを次々と打破していく亜佐子のバイタリティが素晴らしいと感じた。カルテの改竄という医師としての最低の行いを隠蔽しようとしている敦也を、元同僚の飯森や小島らと明らかしていく過程が楽しめた。津舟桃子の存在が亜佐子の重要なサポートになったと思った。吉田伸子の「解説」が要点を的確にまとめており素晴らしい。