あらすじ
日本語を教えていた飯田先生は、ある日留学生に「どうして、にんじんも、電車も、柔道の勝負も「1本」と数えるの?」と質問され、返事に困ります。はっきりとした答えをもっていなかったのです。そこで、まずは「1本」と数えるモノ・コトを集めて「1本の辞書」をつくってみようと思いたちました。例をたくさん集めることによって、日本語を話す人が「1本」と数えるときに思い描くイメージを明らかに。大調査のはじまりです。
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Posted by ブクログ
助数詞の「本」が使われるものは何があるのか、具体的に採取していった本。(大学の卒論のような)深みと根気強い調査とフィールドワークによって出来た本。大人にでも子供にでも読める本。
柔道の技が決まった時、なぜ「一本!」というのか調べてもわからなかったので、柔道に携わる方に直接聞きに行っているのだが、この「一本!」の由来には「おおお‼」と思った。
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助数詞「本」について考える。
どんなものに使われているか列挙して、特徴を考えて、分類する。そういえばあれも「本」だった!
普段何気なく使っている言葉を考えるのって面白い。
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数え方に置いて、「一本」を用いるものに統一性がないと著者は留学生の友人に尋ねられ、それなら「一本」について調べてみようと作った本。土管は一本。柔道の技が決まった時も一本。CMも一本。考えてみると不思議。立方体を何個つなげたら一個から一本になるのか?など知ると、おお!となる本当に面白い本。柔道がなぜ一本なのかも書いてあります。気になるでしょ?
Posted by ブクログ
助数詞「本」について掘り下げた一冊。
あきらかに「本」と数えるもの。
何故「本」と数えるのかと考えてしまうもの。
日常、何気なく使っている「本」という単位について面白く学ぶことが出来ました。
Posted by ブクログ
読み聞かせには、向かないかもしれません。絵が細かいのです。文字も多い。色も青と黄色なので見えにくいかな。でも、内容は面白い。日本語の不思議を少しだけ解いてくれる気がします。高学年かな。