【感想・ネタバレ】汐風と竜のすみか 2巻のレビュー

あらすじ

【この街の竜人は、傷だらけ】父を亡くし、竜人伝説のある街に越してきた瑞花。同居人の天辰をはじめ、様々な竜人に出会う瑞花は街の外の人間ゆえの真っすぐさで彼らの心をほどいていく。しかし天辰と絶交中の櫂理には依然嫌われているうえ、ひょんなことから天辰ともギクシャクしてしまい…?(このコミックスには「汐風と竜のすみか[1話売り] 第5~8話」を収録しております)

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父を亡くした少女・瑞花(みずか)は親戚のもとへ引き取られることになり、竜人伝説が残る海辺の街・篭崎へとやってきます。新しい生活に不安を抱えながらも前向きに馴染もうとする瑞花ですが、彼女を待っていたのは、叔父の家に下宿している“竜人”の少年・天辰(てんしん)との同居生活でした。

無愛想で人付き合いが苦手な天辰と、明るくて人懐っこい瑞花。最初は反発し合う二人でしたが、日々の暮らしの中で少しずつ心の距離を縮めていきます。
一方で、島の学校では竜人と人間の間には微妙な壁があり、瑞花はその狭間で葛藤することに。
天辰の優しさや、竜人としての孤独と傷に触れるうちに、瑞花の中には彼への特別な感情が芽生え、さらに天辰にとっても瑞花が特別な存在になっていくのですが…。
竜人と人間の交流によって生まれるハートフルなファンタジーです!!

今作は、雑誌『LaLa』で連載中の縞あさと先生最新作。
思春期の少年・少女の成長に加え人間×亜人、更にはひとつ屋根の下同居モノ…。
ひと粒で3度美味しい…そんな作品です!

竜とおぼしき特徴や能力を備えた“竜人”という異種族が存在する世界。
そんな世界で竜人の少年と人間の少女との間に生まれる、繊細な感情のやりとりに注目していただきたい!!

天辰は竜人としての自分に引け目を感じており、人と距離を置いて生きてきました。一方の瑞花は、父を亡くしたばかりという辛い立場ながら彼にまっすぐ向き合おうとします。
竜人という存在をより知ろうとし、天辰の不器用ながらも優しい部分を見つけ受け入れる彼女に次第に心を開き始める天辰。
お互いにぶつかり合いながらも少しずつ歩み寄る姿は、読者の心をじんわりと温めてくれます。

更にキャラクターも魅力的。
主人公ふたり共、それぞれ重いものを背負っていてもどこかカラっとしており、常に前向きな姿に好感がもてます。
会話の端々に織り込まれるちょっとした笑いのツボも最高です。微笑ましすぎて二人の瞬間がずっと続いてほしい~なんて思いながら読み進めてしまいます。

竜人同士の対立や天辰の実家である神社の存在など、他の竜人たちと様子も描かれていくので、物語が進むにつれて瑞花と天辰の関係性はもちろん、周囲のキャラクターたちも変化していくところも見逃せません!!

ファンタジーと青春ラブストーリーが絶妙に融合した今作。異種族との共生というテーマを扱いながらも決して重くなりすぎず、むしろ優しさと温もりに満ちた物語として描かれています。
瑞花と天辰の関係がどう変化していくのか、そして竜人という存在がこの世界でどう受け入れられていくのか。今後の展開が非常に楽しみです!!

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Posted by ブクログ

ネタバレ

紅、面白〜い!
クールかと思ってたら、慈治さんへの態度にビックリ。
瑞花を気に入った理由にもウケた。
櫂理は泣き虫だけど純粋で真っ直ぐ。
みんな良い子だわ。
天辰は出ていくと言うし、どういうお話が待ってるの
だろう。楽しみ!

読み切りも少し変わったお話で面白かった。

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2025年09月13日

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