あらすじ
SNSを中心にカルト的人気を誇る、怪談ネットラジオ「禍話」。夜な夜な禍々しい話が語られるこのラジオには、「存在しない放送回」=「第n回」がある、という噂があった。「第n回」では、過去に語られた話が、傑作選としていくつか語り直されたそうなのだが、パーソナリティのかぁなっき氏と加藤よしき氏には、そんな放送をした記憶はないという。
本書は、ホラー作家の梨氏が「第n回」を聞いたリスナーたちを取材し、その内容を一冊の書籍にまとめたものである。
「ダンボールの家」「人体模型」「キャンプの嘘話」――そこで語られたという話は、元の話とはどこか「違う」ようで……。
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Posted by ブクログ
怪談話をYouTubeやラジオで配信している人たちが、配信していないはずなのに配信されていたとされる話を対話形式で展開。
短編でスラスラ読めるし、臨場感もある。
最後の最後で、さらに深まる怖さが。
Posted by ブクログ
3.5点
「アイスの森」で禍話を知り、そこからYouTubeで仕事のお供として大変お世話になっております。
他の怪談と違うのは、自分の身に置き換えて想像してしまう妙にリアリティのある内容、語り口調にずるずる引き摺り込まれるところ。
この本でもそれはいかんなく発揮され、梨さんの見事な手腕によって、更なる恐怖がプラスされていて、まじで怖い。
次に見るYouTubeは、もしかしたら幻の回に当たるかもしれない。。。
Posted by ブクログ
筆者の梨さんの書いた禍話リライトは読んでいたが、配信の方は全然知らなかったので、どの話も知らなくて楽しく怖がれた。
幕間で紹介されていた「元の話」が気になり、禍話の切り抜きを漁り始めました。
自分のように、ショートホラーが好きな人が禍話にハマるきっかけになるような本だと思う。
Posted by ブクログ
怪談ユニットFEAR飯による怪談語りツイキャス「禍話」。膨大なアーカイブを擁する禍話には、存在しない、n回があるという。そんな噂を耳にしたホラー作家、梨が集めたn回の情報を元にしてリライトしたのが本作「禍話n」である─
わたしは禍話のヘビーリスナーであるため、"気持ち悪く改変された"リライト、ではあるが、元の話を何十回も聞いてる身としては物足りなさがある。加えて、作家とあまり相性がよくない(がホラーファンなので映像作品などはだいたい目を通している)ため、作家の持ち味である「幕間」「オチ」部分を楽しむことも出来ず。
しかし、禍話をまったく知らないホラーファンが読むなら、元ネタが素晴らしく面白いので、はじめて触れて楽しいホラー体験になると思う。