あらすじ
距離感が近すぎる潤奈の「求愛」にも慣れた二学期。文化祭で行う潤奈のライブ準備をするある日、山田が急激に距離を縮めようとしてくる。勿論、詩暮は全くなびかないが、その様子を見た陽次郎が山田へ幼なじみの仲を変えにいく行動に出る。話を聞くと陽次郎も割と重ためな恋慕が見え……。
「僕はね、詩暮……好きな人の『初めて』よりも『最後』の人になりたいんだよ」
Wデートを行うことになり関係性が動き出す!
そして文化祭当日。ギターを鳴らす中、潤奈は思い出す。「絶対に、また演りましょう。四人で!」それは一番楽しかった頃の光の思い出。今は独り、舞台に立つ。潤奈の過去と感情が渦を巻く変化の第3巻。【電子限定!書き下ろし特典つき】
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
湿度が高い! 高いよおぉ! 舞台は冬なのに潤っちゃう!
本作の良いところはラブコメなのだが、音楽をやりたい人、その心境を丁寧に描いているところにある。潤奈の過去が明かされるシーンでは胸が張り裂けそうになった。彼女が抱える心の傷がどれだけ大きくて、深いのか。もっともそれを抱えているのは彼女だけではないという描写もズシッと重たい。コミカルさとシリアスさの塩梅が程よいからこその詩暮と潤奈の関係の温かさ、甘さが際立っている。末永く永遠に爆発し続けるがいい。