【感想・ネタバレ】成り代わり令嬢のループライン 繰り返す世界に幸せな結末をのレビュー

あらすじ

「ユール・ラキス、お久しぶりね。これを機に私と二年くらい婚約しましょう」「分かった。その婚約を受けましょう」
派遣社員だった八瀬咲良は、ある日友人の真砂からお願いを受ける。「異世界に行って二年後に起きる惨劇を止めて欲しい」と。『妖精姫物語』の主人公ローズィアとして新たな人生をスタートさせた咲良を待ち受けるのは、”妖精契約”の失敗により世界が破滅する未来――。一度は失敗し、気づけば二年前に死に戻ったローズィアは、何度もループする悲劇の歴史を打破するため、もっとも信頼する人物に助けを求めた。
ユール・ラキス――ローズィアの幼馴染であり、身分を偽る隣国の王子とともに、咲良はもう一度人生をやり直す。願わくは、死んでしまう運命のこの人も救えるように。
大切な人を救うためには手段を選ばない成り代わり令嬢と、彼女に振り回される不遇な青年の知られざる駆け引きと戦いが幕を開ける。
大ヒット『Unnamed Memory』の古宮九時が贈る、圧倒的に面白いループファンタジー!

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匿名

ネタバレ 購入済み

さすがとしかいいようがない。
よくあるループものの範疇を超えてる。
とんでもない疾走感でヒロインとともにループを駆け抜けつつ、一体どこに行き着くのかをハラハラしながら見守る読者をいつもどおり殴り倒す地獄の展開。鬼や…
すごかったです。

0
2025年10月09日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ゴリゴリのループもので、ローズィアとして繰り返すループの過酷さに苦しいけれど強く惹かれて読むのをやめられない......そんな魅力のあるお話でした。
絶望して、また新たに迎える朝の気が狂いそうなほどの気持ちを抑えてまた最初から、それを何度も、この世界に幸せが訪れるまで永遠に続ける。。。気が遠くなるようなループで、やっと救いが見え光が生まれたと思って今度こそと信じて待ち受けた先の絶望は筆舌に尽くし難いものがあり、まさに真砂の物語を読み物として読んでいた頃の咲良の気持ちが分かるような気がしました。
特に、衝撃の展開からの169pで迎えた結末はあまりの悲しみと絶望に意味もわからない涙が溢れて止まりませんでした、、、
みんなの幸せを見届けるまでは読む手を止めるわけにはいかない...!!と頑張るローズィアを応援しながら読み進めた私ですが、ループを経てローズィアが掴んだ真実はこの世界の理に触れるような壮大なもので、それを解決するための手段なんてないのではと更なる絶望を生み......

少しずつ明かされていく真相とはだいたい希望が持てるものが多い気がしますが、この作品は真相が分かるにつれ方法なんて何も無いように思え、絶望がより深くなっていくという仕様で、どうやって澱みの解消から幸せな結末を描くのだろうかと目が離せませんでした。
たくさんの人達の愛と優しさと、そして成功のために駆けずり回って何度も死を重ねループを重ねた「ローズィア」と知らなくても何度だって手を貸してくれる温かいユールと。解決策は想像もしなかった方法でしたが、すとんと心に落ちてくる納得がいくもので、そっかぁと安心できる穏やかな結末で良かったです。
1冊とは思えないほどのとても濃いお話でした(•ᵕᴗᵕ•)

0
2025年04月29日

Posted by ブクログ

ネタバレ

想像以上に壮大なスケールの話だったなと。
物語の規模というか、時間的な幅が。
本編中のループとしてちゃんと描かれているのは2回分だが、特に2回目(実際は3回目、但し今の「彼女」として)は魔女のせいで時間軸が大幅に拡がるし、しかもそれすらもループ脱出の伏線であるという巧妙な仕掛け。

ただ巧妙がすぎるゆえに、設定がなかなか複雑で飲み込むのが大変。
終盤に明らかにされた件が特に難解だった……
あと壮大なスケールの割にループ脱却の場面に肩透かし感があって、思っていたよりしょぼかったかなという気がした。
あれだけ時間かけたのに、これでいいのかと。
ラストの蘇りも何で?となったし。

妖精姫の件や仕組みの謎解きは、少しずつ段階を踏んで明らかになっていくのが非常に楽しかったが、後半の展開や恋愛面、ラストの着地点は飲み込みづらいものがあったというのが個人的な印象です。

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2025年03月13日

Posted by ブクログ

ネタバレ

んー? んん~?

あんまり私向けじゃなかった印象。決してつまらなくはなかった。でも、なんかしっくり来ないし、途中、斜め読みしてしまった。成り代わりとかループとか大好きなんだけど、きっと、調理法が合わなかったのよね。

0
2025年03月14日

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