あらすじ
妻の一方的な嫉妬に悩まされる画家の矢沢辰生は、妻に仕事も金も管理され、さらにはあらぬ浮気の疑いをかけられ酷く責められる日々に身も心も限界を迎えていた。そんな中、彼は1冊の小説「死せるパスカル」に出会う。自分を死んだことにしてでも自由を求める主人公に深く共感した矢沢は、妻による無理心中を装った完全犯罪を画策するが……。歪んだ夫婦の心理に鋭くメスを入れる傑作サスペンス。表題作の他、「六畳の生涯」を収録。
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生けるパスカル 新装版
1編目は、画家の矢沢辰生とそのマネージャーである妻の鈴恵の物語。矢沢は妻のヒステリーに日々悩まされている。彼はイタリアの作家の小説「死せるパスカル」のパスカルへ羨望を覚える。
2編目の「六畳の生涯」は、元医者の老人、志井田博作とお手伝いの倉吉トミの物語。博作はトミに好意を寄せるが。
清張といえば社会派推理小説作家といわれるが、本小説は主人公の日常心理や日常の振る舞いが、滑稽さを交えて永遠と語られていく。
最後の最後で事件は起きる。