あらすじ
LGBTに関する議論から取りこぼされてきたものがある。それが「アセクシュアル」「アロマンティック」などのセクシュアリティだ。アセクシュアルとは「他者に性的に惹かれない」という指向で、アロマンティックとは「他者に恋愛的に惹かれない」指向をいう。私たちは「誰しも他者を恋愛的な意味で『好き』になったり、性的な関係を持ちたいと思ったりするはずだ」という前提で日々を過ごしがちだが、そういった思い込みは彼らの存在を否定することになる。本書ではアセクシュアルやアロマンティックの人々の経験や置かれている状況、歴史、そして関連する用語や概念を詳細に解説し、性愛や恋愛の「常識」を再考する。
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Posted by ブクログ
「アセクシュアル」「アロマンティック」についての歴史、概念、状況、などの本。
論文っぽいので、軽く読むにはちょっと労力が必要。
結局、何でもありうるんだな、という感想。
人それぞれセクシュアリティはあって、現状、異性愛が優遇されている社会なので、どのセクシュアリティでも生きやすい社会になるように議論していく必要があるなーって。
他者に「性的に惹かれる」とはどういうことか?
はなんとなく分るんだけど、
じゃあ「恋愛的に惹かれる」てどういうことなの?どういう定義なの?
って疑問があって、、、要するに友情と恋愛との違いが「性的な惹かれ」があるかどうか?なのかなと感じていたので、その辺のことを知りたかったのだけど、、、
そういう単純なものでもない位、人それぞれで、定義づけできないんだな、ということだけはわかった。
もう少し、簡単に説明してあるものを読んだ方が良いのかもしれん。