あらすじ
5年で43兆円の防衛費増、敵基地攻撃能力の保有……周辺諸国の脅威が声高に叫ばれる中、専守防衛という国の在り方は大転換した。本当に平和に資するのか。防衛問題を追い続けてきた著者による最新レポート。
...続きを読む感情タグBEST3
Posted by ブクログ
この著者、こと防衛省・自衛隊関連になると、とたんに残念な内容になっているような気がする。
読み始めて、?が度々。はじめに の段階から、ため息が出た。
特に武器輸出をテーマにしているにも関わらず、明らかに著者の思い込みで装備品を論じている箇所が多く見受けられる。
この点が本書最大のマイナスポイント。
坊主憎けりゃ袈裟まで憎いのか、南西諸島の防衛力強化、自衛隊の違憲論争、防衛予算(FMS )など敢えて?混ぜているのか、もしくは区別・整理できていないのか、とにかく軍拡という結論ありきと思わせる記述が多い。
前提で間違えているので、結論が残念な結果になるのは致し方無しか。
まずは私見を挟まずに、事実から導き出した結論であれば(仮説であっても)、もう少し評価されるのでは。
奇しくも同じ時期に発刊された小笠原理恵氏の書籍でも触れられている、宮古島駐屯地弾薬庫問題について捉え方が全く異なるのは興味深い。