【感想・ネタバレ】命をつなぐ猫のいる教室のレビュー

あらすじ

発達に特性のある子どもの学習を手伝う放課後等デイサービス施設「パルマ」で働く夏帆は、愛猫のツムジと一緒に暮らしている。しかし、ある日ツムジが体調を崩し、悪性リンパ腫の診断を下される。子供たちの目に触れないようにすることを条件に、ツムジを施設に連れてくる許可を教室長である大瀬良から得る夏帆だが、不慮の事故で子供たちにツムジが見つかってしまう。余命わずかな一匹の猫とハンディキャップを持つ子供たちの交流を通じて、生きることの難しさと尊さを描く感動作!

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Posted by ブクログ

可愛らしい表紙絵に心ひかれました。筆者の優しさ、人を大切にする思いが伝わる、素敵な本でした。

舞台となっているのは、放課後デイサービス施設。発達に特性のある子どもたちと、指導員の方の様子が目に見えるように描かれています。自己肯定感の高め方や、パニックへの対応の記述等、筆者は経験のある方かと思われるほど、的確でした。

指導員として働くことになった主人公、夏帆と重い病気で、余命いくばくもない中、けなげに生きる愛猫のツムジくん。ツムジくんが施設にくる許可を得てからの、子どもたちの心の変化と成長。

終盤にいくにしたがい、涙が出ました。「困難に立ち向かう力」「運命は変えることができる」……様々に、感じ入るところありました。たくさん付箋がつきました。筆者の他の作品も読んでみたいです。

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2025年03月06日

Posted by ブクログ

放デイで働く夏帆先生
発達に特性がある子どもたちと余命わずかな猫のツムジ

子どもは守るべき存在で、可愛い存在で
でも著者は悪の部分もしっかり書こうとしているような
元気くんに憎悪を感じたことを書くのが良い

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2025年02月06日

Posted by ブクログ

☆4

発達に特性のある子供の学習を手伝う放課後等デイサービス施設「パルマ」が舞台の物語。
悪性リンパ腫を患った余命僅かな一匹の猫(ツムジ)とハンディキャップを持つ子供たちの交流を通じて、生きることの難しさと尊さを描いた作品。

夏凪空さんの作品は初めて読ませて頂いたのですが、とても心に響く素敵な作品でした。

生来の特性により、これから先子供たちが成長していくにつれて困難に直面したり、生きづらいと感じることもたくさんあるかと思います。
この作品を読んで、子供たちが困難に立ち向かう力と、もしそれが難しい時には周りに助けを求められる素直さを持てますように。そして未来が幸せでありますように…。と願わずにはいられませんでした!

「運命には、決断と行動によって変えられる部分もあるんだよ」
この言葉がとても印象に残り、これからも大切にしたい言葉だなぁと思いました❁⃘*.゚

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2025年01月21日

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