あらすじ
本当にそんなことがありえるのか?
世界の辺境を旅する高野秀行も驚く
" 朝昼晩、毎日、一生、大人も子供も胎児も酒ばかり飲んで暮らす" 仰天ワールド!
話題騒然の「クレイジージャーニー」の全貌が明らかに!
幻の酒飲み民族は実在した!
すごい。すごすぎる......。
改めて私の中の常識がひっくり返ってしまった。
デラシャ人は科学の常識を遥かに超えたところに生きている──
朝から晩まで酒しか飲んでいないのに体調はすこぶるいい!
出国不能、救急搬送、ヤラセ、子供が酒を飲む...
まさか「クレイジージャーニー」の裏側で、
こんな"クレイジー"なことが起こっていたとは!?
目撃者たった一人のUMA状態の酒飲み民族を捜しに、
裸の王様に引率された史上最もマヌケなロケ隊が、
アフリカ大地溝帯へ向かう!
感情タグBEST3
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Posted by ブクログ
本書は、アフリカのエチオピアに2週間という短い期間。
TBS『グレートジャーニー』という番組で著者が観た、主食をお酒だけで生活している酒呑み民族の実態を伝える驚き旅本である。
子供達がなんと、一日5リットルのお酒を主食にしているとか、驚きのお酒ネタの場面が沢山出てくるから
酒呑みにはたまらない。
後半の病院での、ビックリ場面は、本書をお酒を呑みながら読むと、更に本書を楽しめること間違いなし。
著者がエピローグで語っているのに納得した。
WHOの報告では『アルコールは少量でも健康に有害』とあるが、アフリカ民族のお酒を主食にしている実態を知って欲しいと語る。
その民族は一日中お酒を呑んでも、健康な人が多いのである。
この本の事実をWHOは研究して欲しいと実感する。
Posted by ブクログ
インジェラアレルギーから始まったエチオピアへの旅。
ビザが取れない、長い長い道のり、未知なる酒"チャガ"、ヤラセ村・ホルテ村の人々、未知なる酒"パルショータ"、未だ続く村同士の抗争etc.
高野さんの喋り口調が思い起こされながら読み進めました。
エチオピアに入ってから出会った人々のことや口にしたもの、目に入った景色が、自分がリアルに体験したことのように感じられて、没入感マックスで読めました!
アルマズがコーディネーターとして働ける日も近いのかな?
村同士の抗争で"焼き討ち"が未だに行われているというのに、不謹慎にも笑ってしまった。
ヨハネスの家可哀想…日本だと無期懲役だぜ?
多面的にみないとデラシャやコンソの人々の生活は、現代科学では悪とされてしまうのは違うなぁと高野さんの視点から気付かされ。
お酒は飲めないけど、私は食生活に気を付けよう!
Posted by ブクログ
めちゃくちゃおもしろい。インジェラアレルギーと言うパワーワードから始まり、チャガの村の独特な世界、デラシャのフェイク家族など、飽きることなく次々と異世界の扉が開かれていく。
デラシャの話が、テレビでは全てカットされた、と言うので、改めて本には本の面白さがあるのだなぁと、読書の醍醐味も感じられて大変良かった。
Posted by ブクログ
エチオピアの奥地、酒を主食とする民族を求めて調査に向かった話。
テレビでは見れない民族ツアーの裏側の生々しいリアルな話がてんこ盛りで面白い。
小さい頃から酒を飲んでいて、毎日浴びるように飲んでるが健康。むしろ日本人より健康のようにも見え、現代医学の」酒の飲み過ぎは不健康」を根底から覆す。
文明が遅れているのではなく、彼らなりの進化をしている。我々が進んでいる文明、技術が果たして適切な方向性なのかを改めて考えさせられた。
あまりこういう体験記は読まないが、自分がおそらく一生体験しないことを本を通して感じれるのは本当に素晴らしいと思いますね。
Posted by ブクログ
三宅香帆さんがおすすめしてたので
- 書き出しが素晴らしい
空港から話が始まる旅行記にはろくなものがない。成田であっても目的地の国の空港であってもーーというのが私の持論なのだが、この旅行記は私が成田空港へ向かうところから始まる。ろくな旅行記でないことがこのことからもすぐわかる。
- エチオピアのビザがないと飛行機に搭乗できない。。。1週間遅れての出発となる。
- 旅のきっかけは砂野唯著『酒を食べる エチオピア・デラシャを事例として』
- エチオピア南部のデラシャという民族は栄養の大部分をパルショータと呼ばれる酒から得ているというのだ。パルショータはイネ科モロコシ属のソルガムという穀物から作られる濁り酒で、アルコール度数3〜4%くらい。それをなんと1日5リットルも飲むとか、子供も2歳から少しずつ慣れて10代半ばで大人と同じように酒が主となるとか、ほとんど酒だけで生きているのに筋骨隆々としているとか、信じられないことばかり書かれている。
- ソルガムはアフリカでは主食として広い地域で食されているが、ふつうは粉にしたものを煮たりふかしたりして、柔らかい団子か餅みたいな形態にして食べている。それだけだとデンプン室ばかりで栄養が足りないが、発酵させて酒にするとタンパク質を構成するための必須アミノ酸などが生じ、人間が生きるに十分な栄養をまかなえるという。
- 私の目的は大きく3つ
- 1.酒を主食とする民族は実在するのか?
- 2.実在するとしたら、一日中、酒を飲む生活はどんな感じなのか?
- 3.日常生活や健康に悪い影響はないのか?
- クレイジージャーニーのスタッフが同行するフィールドワークの記録
- 覚醒植物「カート」
- 学名:Cathy edulis
- ニシキギ科の常緑樹で和名はアラビアチャノキ
- アラビア語では「カート」ソマリ人やエチオピア人は「チャット」
- カートの葉っぱを食べると楽しくて酔っ払ったような感覚が得られる。でも酒のように酩酊せず、意識はむしろはっきりするから私は「覚醒植物」と名づけている。
- - カートはもともと酒を飲まないイスラム教徒の嗜好品だが、最近はエチオピア全土に広まっている。
- - - - - - - - - - - - - - - - もともとアフリカ諸国では円形の家が主流だったが、今はほとんど見ない。円形の家は少ない表面積で大きな体積を作ることができる。材料と手間も少なくて済む。強度も高い。
- - 廃れてしまったのは欧米の文明が入ってきたせいだ。
- - - - - - 少しでもお金が入ると四角い家を建てようとする。家が四角いこと自体が近代化の証なのだ。
- - - - - - - でも、エチオピアの地方にはまだ丸い家が普通に残っている。
- - - - 異形の村「コンソ」
- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - コンソの人たちは最初に村を作るとその周りに砦を張り巡らし、その中に家を作る。人口が増えると村の外側に新しい村を作って同じように砦を張り巡らせる。これが「第二世代の村(集落)」なのだ。さらに手狭になるとそこ側に第三世代をつくる。
- - - - - - - **ほとんど進撃の巨人の世界**
- - - - - - - - - - - - - なんて不思議な場所。電気も水道のない辺境の村なのに、村の中に「自然」が全くない。何もかも人工物なのだ
- - - - 「酒」とはなにか
- - - - - - - - - - - - - - - 酒とは酵母菌(イースト)が糖を分解して作る物質。もっと正確に言えば、酵母菌は糖を食べてアルコール(エタノール)と二酸化炭素を排出する。
- - - - - - - - - - - ブドウなどの果実や蜂蜜、サトウキビなどには糖が含まれているので酵母菌が直接食べることができる
- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - 米、麦、ソルガムなどの穀物やイモ、バナナなどは糖ではなくデンプン質(炭水化物)を含む。これらは糖は糖でも「多糖類」で、酵母菌が直接分解できない。
- - - - - - - - - - - この場合、デンプン質を糖にかえてやる必要がある。これを「糖化」と呼ぶ。
- - - - - - - - - - - - - - - - 原材料を水と一緒に加熱し糖化しやすくする。穀物が潰れて糊のようにねっとりした状態になるので「糊化(コカ)」と呼ぶ。
- - - - - - - 糊化したタネを糖化させるにはいくつか方法がある
- - - - - - - ①麦芽(モルツ)を入れる
- - - - - - 麦芽の酵素で糖化 ビールなど
- - - - ②麹菌を入れる
- - - - - - 麹菌がデンプン質を分解して糖に変える 日本酒や焼酎
- - - ③口噛み
- - - - - - 唾液のアミラーゼでデンプン質を糖に変える
- やられた!
- - - - - 普段の生活が見たいのに、演出された作られたファミリーだった
- - マイノリティあるある
- - - - - - - - - - - - - - - マジョリティ(もしくは有力民族)と少数民族が居合わせると、公用語を使ったり「よそいき」の態度になってしまう。
Posted by ブクログ
酒を主食とする人々
エチオピアの科学的秘境を旅する
著者:高野秀行
発行:2025年4月7日
本の雑誌社
タイトルは比喩表現ではない。主食のように酒をよく飲む人々、ではなくて、本当に1日3食以上、食事として酒を飲んで生きている人々がエチオピア南部にいる。今回は二つの少数民族が住む村を訪ねるのだが、どちらも小さな子供から老人まで、食事として酒を飲む。ソルガムというイネ科モロコシ属(日本ではコーリャン、モロコシ、カカキビとも)の穀物(世界五大穀物の一つ)を発酵させた酒を飲む。固形物としては、ソルガムで作った団子(みたらし団子ほどの大きさ)と豆を食べるだけ。
早稲田大探検部出身のノンフィクション作家である著者は、生態人類学者・砂野唯の研究書を読んで前々から行きたいと思っていたものの、独特な文化習慣を持つ少数民族の村を個人で訪れるのはハードルが高かった。今回は、TBSの番組から誘われた。ただし、テレビ番組のリポーター役やコーディネーター(スタッフ)としての参加ではなく、作家・高野秀行が訪れるところをカメラが追うという設定でということだった。そのため「では、今から○○に入ります」とかいうリポートしゃべりの類いもない。なお、ガイドなど旅の手配はTBSがしてくれた。
訪れて滞在したのは、南エチオピア州にあるコンソ特別自治区と、その北隣にあるデラシェ特別自治区(ごく最近「ガルドゥラ自治区」に編入)。本命はデラシェだが、その前に〝前菜〟としてコンソ人の村へ。
コンソ人が飲むのは「チャガ」という酒
デラシャ人(地名はデラシェ)は「パルショータ」
どちらもソルガムを発酵させて作るが、製法が違い、前者は3日で出来るのに対し、後者は1月ぐらいかける。
事前の調べでは、
コンソ人は平均で1日2リットル
デラシャ人は5リットルの酒を飲む
チャガの度数は4~5度(ビール並み)、パルショータは最初に出されたものは9~10度ぐらいあるように思えたが、その後出されたものは4~5度の感じ。出す相手や状況によって原酒に加える水の量を変えるようだった。
最初に訪れたコンソ民族の村。朝から晩まで家で酒(チャガ)を飲んでいるのに、外でも飲む。チャガバーでチャガ。同じもの。そして、帰るとまたチャガを家飲みするのだった。
●コンソ人たちが住むマチャロ村へ
ガマイダ家に二泊三日の滞在。
父親の年齢は70歳、母親が55歳だが、どちらも推定であり、本人たちもよく覚えていないという。
子供は22歳の長女、20歳の次女、13歳の三女の3人だと思っていたが、他に男子が3人。独立して別居しているわけではないが、畑の作業小屋に寝て直接畑に行くなどして、あまり家には帰ってこない様子。他の家族も同様。娘たちも父親とはあまり一緒にいたくないような雰囲気。
著者達にとって初めてのチャガタイムは昼食だった。家族はもうとっくに済ませている様子。チャガと一緒に出てきたのは、ソルガムの粉を団子状にこねて、モリンガの葉と一緒に煮込んだ「ダマ」と呼ばれる食べ物。モリンガは、ワサビノキ科で「ワサビノキ」という和名を持つが、アブラナ科のわさびとは無関係。ビタミン、カルシウム、たんぱく質が非常に豊富で、近年は日本でも「スーパーフード」として話題になっている。
案内してくれたチュチュによると、チャガは朝1~2杯、昼1~2杯、夜3~4杯飲むという。1杯で500ミリリットルは優にありそうだから、1日2.5リットル~5リットルの計算になる。
ヒョウタンの上部(細くなったところ)を切った容器に入れ、それを回し飲みする。各人がどれだけ飲んでいるのかよく分からない。
味はすっぱい。ディレクターは「腐ったヨーグルト」の味だと表現。
子供には2~4歳で少しずつ慣れさせていき、12~13歳で主食としてチャガを飲むようになる。それまではマラダというノンアルコールのソルガムドリンクを飲む。
夕食の準備を始めたが、母親は豆を茹でながら2種類の塩を入れる。長女はダマ(ソルガム団子)を作る。
なお、朝はコーヒーの葉で出した〝コーヒー茶〟も飲む。
チュチュにチャガバーに行かないかと誘われた。朝から晩まで家で飲んでいるのに、バーまで行って飲むのか?男たちは外で飲みたがるという。村のあちこちにチャガバーがある。飲んでみると、味が違う。より酸っぱい。そして、一般の酒場のようにみんな酔っ払って盛り上がるという雰囲気でもない。
バーから戻ると、夕食だった。ソルガム団子、小豆、そしてチャガ。また飲むのか!とう思い。日本でいうなら、さんざん家でビールを飲み、ビアガーデンへ行って飲み、帰ってまた家でビール、という感じ。
滞在も終わりに近い頃、チャガバー以外のバーがあることに気づいた。長女のアルマズに案内された飲食店には、蜂蜜酒とアラーケという蒸留酒があった。飲んだ感じは、度数が40度ぐらいありそう。客は全員が男性で、アルマズもアラーケは飲まないという。チャガバーとこのバーは、完全に別種のバー。チャガを飲んでいる時にはあれだけ穏やかで礼儀正し人たちが、「一杯おごれ」「俺にも」と騒ぎ出した。
●デラシャ人の村へ
デラシャ人の住むデラシェ自治区へ。
酒を主食とする人たちの本命だが、グローバリゼーションが進み、パルショータではなくチャガを飲む人が増えたという情報などもあり、不安を抱えての移動。自分たちはツーリストではない、普通のデラシャの人たちの生活が見たいと強くリクエストしておいた。それがとんでもない事態を招く。
連れられて行ったのは、ホルテ村のクンバラ家だった。
通訳と称する男性がいて(通訳1)、その友達だという男性は通訳その2。しかし、どちらもあまり英語が話せない。通訳1の父だという男と、その妻がいるが、家にいるその他の人たちは、どういう関係なのかよく分からない。親族でもなさそう。母親はなにか不機嫌。
水はここでも貴重だが、水源までくみにいくのに、女たちが重い土器を背負っていく。ついていこうとすると、止められる。父、母、息子の名前が違う。ニブレットという「できる長女」っぽい人がいるが、孫でここから遠く離れた村に住んでいる、警察官をしているとも言う。もしかして監視している?
パルショータもヒョウタンに入り、朝、昼、午後、晩に1~2杯飲むから、1日に4杯、多いときは6杯飲むと、ここへ連れてきてくれた町役場のアナトフが説明していた。ヒョウタンは1リットルぐらいありあそう。最初飲んだ時は、8~9%ぐらいアルコール度数がありそうだった。
ソルガム団子はコンソのソルガム団子「ダマ」にそっくりだったが、バルバレというタレ(唐辛子と生姜とニンニクを混ぜたもの)があり、これをつけると旨い。
水くみ場に行ってやっと分かった。他の人々はみんな土器ではなくプラスティック製品で水を運んでいる。まんまとやられた。著者達は民俗資料館に住まわされていたのだった。実はこの村はもっと近代的だった。自分たちがいる敷地内だけ19世紀以前のアフリカであり、日光江戸村みたいなものだった。デラシャ人の普通の生活が見たいというリクエストに対し、民俗資料館を住まいに変え、芝居をする人たちを集めて演じさせていたのだった(本物の役者かどうかは書かれていない)。
ニブレットが住む、アルガイ村へ移動することになった。タファセ家。ニブレットはそこの三女(22歳)だった。父は58歳、母は55歳。長男38歳と妻33歳、そしてその子供たちは同居しているが、長男の弟たちや結婚している妹たちは別居。ニブレットは同居だった。
透明な焼酎「アラーケ」は、客人向けで家の者は飲まない。パルシュータは食事でアラーケは酒という扱い?
こちらでは、小学校低学年ぐらいまで「カララ」というノンアルを飲んでいる。ソルガム粉からつくる甘酒的なもの、度数は1~2%。ただ、5歳の子(ティアン、長男の子)がおいしそうにヒョウタンから酒(パルシュータ?)をごくごくと飲んではいる。
ずっと酒を主食にしていると、固形物を口にしたくてしょうがなくなる。団子だけではいけない。しかし、そこはじっと我慢。通訳のヨハネスにランチに誘われ、ニブレットとともに飲食店に入った。彼らは平気で肉の炒め物とビール。しかし、著者は我慢、ビールだけにしておいた。一口だけつまんだ炒め物がどれだけ美味しかったか!ニブレットは、家に戻るとパルシュータを口にする。パルシュータを飲まないと食事した感じがしない、と驚かせた。
長男のダンナベは、朝、日が昇ってから夜に日が沈むまで、息子と一緒にずっとソルガムとトウモロコシの畑にいるという。荷物はポリタンク一つと、水が入った2リットルのペットボトル2本、そしてヒョウタンの器だけ。ヒョウタンにパルシュータを注ぎ、水で薄めて飲む。朝から晩まで、パルシュータだけ飲んでいるという。他にはなにも食事を用意していない。
著者はコンソ入りしてから通算して約10日となった時、体調がすばらしくいいと感じた。ここ10年でいちばんと言っていいほど調子がいい。
デラシャ地区で最も大きな病院を訪ね、肝臓や高血圧、糖尿病といった多飲酒の影響について聞いた。院長はアルコールが与えると一般に言われている医学的影響はもちろん知った上で、デラシャ人の健康状態は他よりも良好です、と言った。何も問題ありません、と。著者は、デラシャ人は背が高くて肉厚な人々ばかりだと感じていた。院長は「デラシャの人たちは周辺の民族より体格がいい、筋肉量も多い」と言う。
デラシャの飲酒には何も問題はない、と言い切る博士号を持つ院長と専門医の2人。むしろ、最近になって、グローバリゼーションにより、肉や脂を撮る生活になってから悪化しているという。
もちろん、院長本人もパルショータを飲んでいる、「子供の頃から」とのこと。「生まれたときからですよ」と笑う。
さらに驚いたことに、入院患者の全員がパラショータを病室で飲み、すぐにでも生まれそうなお腹をした妊婦までも飲んでいる。へその緒を伝って胎児にいくのでは?これは生まれる前から飲んでいるのだ、と著者。
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(読書メモ)
パルショータ:ソルガムから作る濁り酒。エチオピア南部のデラシャという民族は栄養の大部分をこの酒から得ている。
ソルガム:イネ科モロコシ属。カカキビ、モロコシ、コーリャンとも。稲、小麦、大麦、トウモロコシと並ぶ世界五大穀物。
テフ(穀物)で作ったインジェラ。エチオピア料理。一般的な食べ物。
コンソ人、デラシャ人:コンソ人は平均で1日2リットル、デラシャ人は5リットルの酒を飲む
コンソの酒は「チャガ」:ソルガムから作るが製法はパルショータと異なる、度数は4~5度
デラシャの酒は「パルショータ」
<まずはコンソへ>
コンソのガイドはチュチュという人物
この人物の出身地でもあるマチャロ村に入る
*高野秀行は世界遺産とか絶景とかいったものに一切興味がない(83P)
(ガマイダ家)
ガマイダ:父、70歳(推定)
グレタ:母、55歳(推定)
アルマズ:長女、22歳
ガサワ:次女、20歳
ネタネット:三女、13歳
他に兄弟が計3人(何処かで寝て直接畑へ行く)
コンソでは子供は2~4歳で少しずつ慣れさせていき、12、3歳で主食としてチャガを飲むようになる。それまではマラダというノンアルコールのソルガムドリンクを飲む
<デラシャ人エリアへ>
民族名はデラシャ、土地はデラシェという。
「デラシェ特別自治区」(ごく最近「ガルドゥラ自治区」に編入)はコンソ自治区の北隣
ギドレの町(村が大きくなった程度の町)へ。町役場に行く。
滞在するところは、ホルテ村。
アナトフ:ギドレ町役場の職員、ホテルや滞在家庭を手配してくれた。
パルショータもヒョウタンに入り、朝、昼、午後、晩に1~2杯飲むから、1日に4杯、多いときは6杯飲むとアナトフの説明。ヒョウタンは1リットルぐらいありあそう。
最初飲んだ時は、8~9%ぐらいアルコール度数がありそう。
(クンバラ家) ホルテ村
ニブレット:女性、賢い、「できる長女」っぽい雰囲気、警察官だという。この家の夫婦の孫だと言うが後にそれも嘘だと判明、アルガイ村に住む
ティグレ・ティナイダ:男性、(英語)通訳1号、この家の息子というが嘘だった
トルネット:男性、(英語)通訳2号、ティグレの友達で別の村の出身と紹介されるが実は娘のイトコだった(娘は裏に住んでいる)
クンバラ・リゼ:ティグレの父とのこと、60代後半~70歳前後?
母:同じぐらいの年齢、実際にはこの父母だけこの家の人だった
キト・キタンボ:女性、大阪のおばちゃん的、著者より20キロぐらい重そう
パリトゥ:女性、小柄でせっせと立ち働く
アディス:30代男性、どこの誰だか不明、親族ではなさそう
ソルガム団子はコンソのソルガム団子「ダマ」にそっくりだったが、バルバレというタレ(唐辛子と生姜とニンニクを混ぜたもの)があり、これをつけると旨い。
土器で水を運ぶなんてと思っていたら、水場では他の人々はみんなプラスティック製品で水を運んでいる。まんまとやられた。著者達は民俗資料館に住まわされていた。実はもっと近代的だった。自分たちがいる敷地内だけ19世紀以前のアフリカであり、日光江戸村みたいなものだった。
(タファセ家) アルガイ村
タファセ・デファルシャ:父、58歳
ソイガ・ダムテ:母、55歳
ダンナベ:長男、38歳
ケトナ:長男の妻、33歳
・ベテルヘム:長男夫妻の長男16歳
・マゼル:次子14歳
・マハレット:次々子12歳
・ティアン:娘5歳 ほか3人(計7人)
アシェブル:次男、35歳、子供3人、教師、別居
タレケン:三男、30歳、独身、軍隊、別居
アヤリン:四男、29歳、子供3人、農業、別居
ゼブシ:長女、28歳、既婚、子供2人、別居
シャワレム:次女、25歳、既婚、子供2人、別居
ニブレット:三女、22歳
ムダヤネシ:四女、15歳
ウレタネシ:五女、13歳
プズナシ・プルブラ:父タファセのイトコ、女性、50歳過ぎ、未婚
透明な焼酎「アラーケ」:客人向けで家の者は飲まない。パルシュータは食事でアラーケは酒という扱い?
小学校低学年ぐらいまで「カララ」というノンアルを飲んでいる。ソルガム粉からつくる甘酒的なもの、度数は1~2%。
5歳の子(ティアン)がおいしそうにヒョウタンから酒(パルシュータ?)をごくごくと飲む。
パルショータ:ソルガムから作る濁り酒。エチオピア南部のデラシャという民族は栄養の大部分をこの酒から得ている。
ソルガム:イネ科モロコシ属。カカキビ、モロコシ、コーリャンとも。稲、小麦、大麦、トウモロコシと並ぶ世界五大穀物。
テフ(穀物)で作ったインジェラ。エチオピア料理。
コンソ人、デラシャ人:コンソ人は平均で1日2リットル、デラシャ人は5リットルの酒を飲む
コンソの酒は「チャガ」:ソルガムから作るが製法はパルショータと異なる、度数は4~5度
デラシャの酒は「パルショータ」