あらすじ
第9回カクヨムWeb小説コンテスト〈エンタメ総合部門〉特別賞受賞作
1992年8月、9歳の少年トビーは家族旅行中のフロリダでハリケーンに遭い、視力を失った。両親は変わらぬ愛情を持って接するが、トビーの心は傷ついて孤独のまま。彼の友達は、父がくれた仔犬のハミングだけだった――。ある夏の日、トビーはハミングとの散歩中に近所の森で古い鍵を拾う。持ち主はジャンナ・グッドスピード。酒に煙草にギター、見透かしたような言動をする、いけすかない無法者。はじめは仲違いを繰り返しながら、ふたりはだんだん距離を縮めていく。けれどもジャンには、誰にも触れられない秘密があって……。
人は誰しも、ある意味盲目である。
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Posted by ブクログ
読みながら、ファンタジー要素のある児童書なのかな?と思ったりもしたけど、読み終わっていろいろ考えさせられた。
目の見えないトビーの感覚を通して、人はいかに自分の主観でしか物を見ていないかと感じた。
でもそれは当然で、でも人それぞれの主観を尊重するとか、人と違うことを認め合うことの大切さを教えられた。
それが、初めに出てくる「ハミング」と言う言葉の意味が指していることと繋がって、深く考えさせられた。
子供にも大人にもオススメの一冊。
作家さんと知り合えて、この本にも出会えてよかった。
Posted by ブクログ
不思議で温かい作品。
文章は読みやすく、メッセージ性も良い。
目が見えないからこそ真実は分からないが、ジャンがいたという事実だけは全員が持っている。
小説を読み始めた小学生や中学生に読んで欲しい。