【感想・ネタバレ】普通の子のレビュー

あらすじ

佐久間美保は小学生の息子・晴翔と夫の三人暮らし。ある日、晴翔が小学校のベランダから転落して骨折してしまう事件が発生する。
転落した理由を尋ねるも、晴翔はかたくなに口を閉ざしたまま。
もしかして、わが子はいじめを受けていたのではないか……? そう思った美保は独自に真相を探ろうとするが、自身も小学生時代にあるいじめを「目撃」しており……?
衝撃のラストに震撼する、「いじめ」問題に切り込む意欲作!

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Posted by ブクログ

ネタバレ

この作者の方は本当にリアルな人間を描くのが上手い。
タイトルにあるように主人公の子どもはどこにでもいる普通の子。時にからかわれることもあれば人に攻撃することもある。
でも、悪い面に全く目を向けずにいたらどうなるのか?色々考えさせられる。
主人公である母親も一般的には子ども思いの良い人なんだろうけど、言葉の節々から感じる自己保身のような言動。でもこれもある意味普通の子なんだろうなと思った。
最後のメールの返信は震える。
加害者は被害者の本当の笑顔を見ることはできない。
エリ自身も加害者だからこそ言える。

誰が悪いとかそういう話じゃないんだろうな。
いじめは絶対に悪いことだけど、首謀者は誰だ?と言われると集団なんだろうな。

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2026年04月19日

Posted by ブクログ

ネタバレ

小学五年生の息子を持つ、共稼ぎの母親が主人公。セコムやALSOKのようなセキュリティ機器の営業の仕事をしている。
ある日、息子が小学校のベランダから飛び降り、入院するまでの大怪我をする。

母親は学校で息子がイジメにあったのではないかと憤り、保護者や学校にいろいろ聞くも真相はわからない…やがて、イジメの相手方と思われる子の親と、学校の立ち会いのもとで話し合いを持つことになったが、謝罪の言葉どころか、我が子がクラスの弱い子をいじめ、『死ね』といい追い込んでいたという事実、そしてクラスの正義感ある子に正され、やけになってベランダから飛び降りたという衝撃の事実を告げられる…

大人の世界とは違い、被害者と加害者のようにはっきりと区別することのできない難しい人間関係が子供の世界にはあると思う。

主人公の母親は、自分も幼少期にイジメに気を病んだ経験があることから、何か理由があるはずだと、まだ我が子に非があることを信じれずにいる。

そんな折に、仕事で機器を取り付けたご家庭から突然自分から別の人に担当を変えてくれと会社に連絡があったことを知る…実はそのご家庭は主人公が幼少期にイジメた子の家だった…そして…

後半のストーリーはネタバレできないが、どうにも胸に重いものがのしかかるような、切なく苦しい感じがした。

僕の息子も幼い頃、付き合う友達がちょっと派手になり、素行が悪くなりかけたことがあったが、僕もカミさんも自分の息子にはなんの非もないと疑わなかったが、事実はどうだったのか今となってはもうわからない。

僕も首謀者ではないにせよ、(それ自体記憶をいいように改竄してるかもしれないが)小中学生の時、頭が悪く小汚い同級生を村八分にしてしまった苦い記憶がある。こちら側はその後は忘れてしまったかのように普通の生活を送っているが、あの時の同級生が今でも僕を恨んでいるかもしれないなんてことは、夢にも思ってもいない…

この小説はハッピーエンドとは言えないあと味悪いものだったが、なかなか深い、そして読み終わったときに『ふぅ…』とため息が出るようなインパクトのある内容でした。

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2026年02月19日

Posted by ブクログ

ネタバレ

怖い。自分が壊れてしまわないために過去にした過ちを忘れてしまっていること。視野が狭く自分の見方だけが正しいと思い込むこと。自戒したい。

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2025年12月17日

Posted by ブクログ

ネタバレ

自分にもトラウマがあるので、読んでてかなり辛くなったのだけど、引き込まれてどんどん読めました。ただのハッピーエンドではない、著者さんの伝えたいことがはっきり伝わってくる終わり方で、個人的には好みでした。

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2025年11月24日

Posted by ブクログ

ネタバレ

主人公の母親、美保。本当に嫌だ。
自分も被害者ぶって記憶改ざんしてて。私もいじめられていた、傍観者だった。でも仕方なかった。
自分の子はいじめなんてしない。したとしても誰かにやらされたんだ。自分勝手すぎる。
美保のお姉さんはすごく出来た人だと思う。だんなさんも。
私の娘も中学で嫌がらせを受けて、ストレスから体に異常が出て今も病院に通っている。けど加害者は高校生になったとたん、何事も無かったように話しかけてきたと聞いたときの許せなさを思い出した。
やった方は軽い気持ちでも、やられた方は一生許さない。
最後のメールを読んだあとも美保はきっと何も変わらないだろうと思う。

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2025年10月16日

Posted by ブクログ

ネタバレ

「自分の子供に限ってそんなことあるはずない」そんな思い込みが視野を狭めるのかな。親としてちゃんと躾けて、育てて、いい事ダメな事の判断を出来るように言い聞かせた。はずだった
いい子に育って欲しい、育ってる。自慢の子供。親からすれば当然、憧れるし目指す姿。だからこそ、遠回りになることもあるかもしれないが、子供と向き合う時は道を踏み外しそうな時にしっかり叱れる親でありたい。
お父さんが素直に頭を下げて謝る姿、とても大事なシーンだったなぁ

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2025年10月16日

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