あらすじ
勉強をしなければいけないことはわかっているのにTVを見てしまう。ダイエット中なのにお菓子に手を伸ばしてしまう……。
そんなときあなたは、我慢が足りない、意志が弱いと自分を責めてはいないだろうか? だが、じつは欲求を抑えて努力を続けることは、科学的に見て、非合理的な方法だった。
「成功の鍵は社会的感情であるという刺激的な主張に、大いに納得させられた」
――アンジェラ・ダックワース(ペンシルベニア大学心理学教授・『やり抜く力GRIT』著者)
「あなたがもし、自制とは感情を押し殺すことだと思っているなら、考えを改めた方がいい」
――アダム・グラント(ペンシルベニア大学ウォートン校教授・『GIVE&TAKE』著者)
「超一流の心理学者が、成功の鍵を解き明かした」
――ポール・ブルーム(イェール大学心理学教授・『反共感論』著者)
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
読む前。
努力を継続できるのは才能。わいが継続できないのは才能がないからしゃーないんや。
読んだあと。
社会的に孤立してるから努力を継続できないんだ。納得。
Posted by ブクログ
Digo推奨本
目次のワードチョイスが面白い
しばらく経ったらまた読み返したい
割と当たり前なことが書いてあるけども大学の研究と紐付けられていて説得力がある
感謝をすることは未来の自分を助ける貯金と同じ
そういった人は自制心がある傾向がある
Posted by ブクログ
•印象に残った部分メモ
ある教師につきっきりで勉強を教わった子は
そうでなく1人で勉強した子よりも
教師に対して感謝し
教わった教科だけでなく全ての教科について成績が向上した。
Posted by ブクログ
目次見て興味惹かれ、購入。
やり抜く力、意志力が大事と言われるが、実際そこから来るやる気は長続きしない。 実際は感謝や思いやり、誇りといった社会的感情を表に出すことで、やる気は持続していく、未来を見て行動できるという主旨になっている。
事例、データが豊富なので、読む中でこういった感情が大事というのを、より意識しやすい作りになっていると感じた。
Posted by ブクログ
自制心だけで頑張ると、失望したときの反動はより大きい。
感謝、思いやり、誇り、という感情を使って忍耐強くする。
アリになるかキリギリスになるか。
9割の人は楽な道を選ぶ。
感謝の念を抱いている人は、未来志向になる=アリを選ぶ。
感謝は健康、精神の安定にも働く。
思いやりのある人は、貯蓄率が倍増する=アリを選ぶ。仏教の僧侶の例。
マインドフルネスの実践は、思いやりが自然に湧いてくる。アリを選びやすくなる。
感謝と思いやりは相性がいい。どちらも美徳でプラスの要素。
誇りとは、自分が何らかの分野で秀でていることを自認していること。自制心を高めるためにも使える。誘惑に直面したとき、長い目で見て利益になることに向かわせる。
賞賛は誇りを生み、誇りは我慢強くする=アリを選ぶ。
これは内発的動機づけとなる。
褒められることは、内発的動機付けになる。
将来、成長の次の段階にいるはずの自分に誇りを感じれば、自制心が高まる。
自分が前進していることを誇りに思えば、忍耐力が高まる。
賞賛は能力にではなく、努力に向けたほうがよい。
夏の電力不足は、顧客の自制心の欠如によって起きる。
自発的に自動で節電する装置をつける人は2割にすぎないが、その装置を付けたことが一目でわかるようにすると、装置をつける人が3倍に増えた。
デンマークでは、思いやりや共感をテーマにした授業が行われている。
道徳心を呼び起こす政策によって、社会的問題を解決できるのではないか。
20250306再読
感謝、思いやり、誇りと忍耐、がやる気を持続させる。
人間は動物の一種でり、眼の前の報酬を重視する性質がある。したがって、9割の人が楽な道を選ぶ。
感謝の念を持っていると、持続力が増す。
思いやりを持っていると、持続力が増す。
誇り=自己効力感を持っていると、持続力が増す。
能力に誇りを持っていると、持続力が増す。
何であれ、成功へのカギは自制心にある。
自制心とは、短期的な快楽を犠牲にして未来の報酬を志向する態度である。しかしストレスがあると無くなりやすい。社会的な感謝、思いやり、自己効力感をもてば、自制心を保ちやすい。