【感想・ネタバレ】仮面夫夫のはずが、前世の記憶を取り戻した夫に溺愛されています【電子特別版】のレビュー

あらすじ

ランドリア王国の文官として激務をこなすフィーノは、政略結婚相手の暴虐で冷酷な公爵家のリナルドに長年虐げられていた。だがある日、不慮の事故で生死を彷徨ったリナルドが目を覚ますと……全くの別人のように変わっていた! 突然降りかかる彼からの愛情に混乱を隠せず、リナルドを避けるように執務に励むフィーノだが、やがて国をも揺るがす大きな事件に巻き込まれていくことになる。
――かつてこの国で一人の偉大なる魔法使いが死んだ「プリディーヴァの惨劇」。
リナルドはフィーノがその伝説の魔法使いの生まれ変わりであり、自身にとっての最愛の師匠であったと告白してきて?
「何百年、何千年かかっても、必ずまた巡り合うから。その時は今度こそ、愛し合おう」

【電子特別版】福澤ゆき先生の書き下ろしショートストーリーを電子版だけに特別収録!

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Posted by ブクログ

ネタバレ

よかった!
福澤先生は闇を描くのがお上手でいらっしゃる。
健気じゃないけど不憫な受の諦念は嫌だったけれど、その下地からの展開は潔くとてもよかった。マイナスの振り切りがよかった分、その振り返しはとても心地よかったし、色々なものがありがちとか下手とか予想通りでありながら、その上で面白いってのはすごいよね、とてもよかった。
なんなら、全然続編をお願いしたい!
第一王子とかのスピンオフでもいい!

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2024年12月21日

購入済み

1000年の恋!

家のため、自分の幸せを考えられず、夫にも職場にも救いを求められない状況で過ごしていた主人公が、突然人が変わってしまった夫に翻弄される。それでも自分を失わず、前を向いて幸せをつかんでいく姿に思わずエールを送りたくなる作品でした。1000年以上前の魔法の王国での逸話が入り、最初は意味がよくわかりませんでした。でも、2回目読んでみて、そういうことね、と納得できました。面白かったです。

#切ない #感動する

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2024年12月04日

Posted by ブクログ

読み応えありました。

長年にわたり夫のリナルドに虐げられてきたフィーノ。
フィーノの生い立ちが辛くて、結婚し幸せになれるかとおもいきやの、しかも仕事場でも酷くさらにこの仕打ちかと読んでいて胸が痛くなりました。
そんなある日リナルドが事故に合い、人が変わってしまってフィーノに対して愛を注ぎ戸惑うフィーノ。
けれど実はリナルドは以前のリナルドではなく前世であるゼノスの記憶取り戻したリナルドであると知り、しかもゼノスの愛するベルミリオの魂を持っているのがフィーノである事には驚きで。
リナルドがフィーノの仕事場の環境を良くしてくれ、2人の距離が縮まっていくのはとても良かった。
けれどリナルドがフィーノを愛し大切にしてくれるのはベルミリオの魂があるからと悩み切なくなるのは辛かった。
ベルミリオが死んだ出来事と同じ事が起ころうとして、フィーノが身を呈して国の安泰を守りそこでベルミリオが、の場面は…。

そしてリナルドがベルミリオとは別でフィーノを愛していると分かりフィーノも思いを伝えられてホッとしました。
晴れて名実ともに夫夫になれ、この先は幸せに生きて行ってほしいと。

伏線が多々あり、かつてのリナルドも実はフィーノを大切にのくだりがそうであったのなら当時のフィーノも救われたのかなと思ったりでした。

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2024年12月01日

Posted by ブクログ

この作者さんの作品の中では重くない方だから読みやすかった!
もう人格が変わってるので、前世の人格のまま今世の記憶が混じることはないので、そこ期待して読むと物足りなく感じるかも。
今世の元の人格も主人公のこと好きだったらいいけど、怪我させてるしな〜
そうじゃない可能性も高そうだけどハンカチのくだりが切ない…

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2025年11月14日

Posted by ブクログ

ネタバレ

転生ものは色々あるけど、受じゃなく攻が転生するのは珍しい。
魔法がある時代から、魔法が無くなった千年後の世界に転生。
虐げられて不憫なフィーノが、転生した魔法使いで伝説の英雄のゼノスに溺愛される。

読後だと、リナルドが本当はフィーノの事をどう思っていたのか気になり涙が出ます。

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2024年12月26日

io

ネタバレ 購入済み

過去の物語が読みたい

現世のリナルドとフィーノの物語よりも、過去のゼノスとベルミリオの物語が素敵でした。最後は悲劇で幕を下ろすのだけれど、それがまた切なくて。こっちを長編で読みたかったくらい。
現世の物語は何だか登場人物たちの気持ちが理解しづらくて、今一つ物語に浸りきれませんでした。タイトルと内容も合っていないように思います。

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2024年12月04日

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