【感想・ネタバレ】いつかの朔日のレビュー

あらすじ

竹千代は今に天下を掌中に入れおるぞ――。

室町幕府の権威が低下し、各地で戦乱が巻き起こっていた激動の時代。
松平家が城を構える三河、周辺国である尾張、遠江、美濃、駿河、信濃らが絡む東海地方の覇権争いは熾烈を極めていた。
そんな争いのなかで、織田家ついで今川家の質物として囚われていた松平家の竹千代――後の徳川家康。
数奇な運命を辿った幼少期から天下人へ。
直木賞候補『まいまいつぶろ』の著者が、天下統一を果たした男を鮮やかに浮かび上がらせる十の物語。

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

このページにはネタバレを含むレビューが表示されています

Posted by ブクログ

ネタバレ

天下人、徳川家康の先祖、松平家の凋落から、その息子である家康が、信頼のおける家臣達に育てられ、天下を取るまでの物語

家康の幼少期は人質にとられ、その後も幾度となく難事がふりかかる。最終的には天下統一を果たすが、これは、家康自身の運や、先を見通す才能だけでなく、元忠をはじめとする、鳥居家の家臣の従順な忠誠心と、天下を取る事を信じて疑わない、純粋な願いが成就させたものだろう

村木さんの小説らしく、濃厚な主従関係が織りなす人間ドラマが涙を誘う

人が人を心底信じると、何事も成しえるほどの力が湧くのか、と胸があつくなった

0
2025年04月02日

「歴史・時代」ランキング