あらすじ
「聖厨師」と「最高術師」。二人の恋の行方は――。
食材不足に悩む香織と食堂のことを思い、ついに術師として王城に仕えることになった耀藍。二度と会えなくなった二人だが、いつも心に浮かぶのは互いのことばかり。
そんな時、かつて訳あって失踪した王家の末の姫の行方が判明する。その姫との結婚が決められている耀藍と、隣国との和平会談の厨師を決める料理対決に出場する香織。
誰かを想う気持ちと責務の狭間で迷う二人を待ち受けているのは――。素朴で温かな家庭料理が幸せを運ぶ、中華転生お料理譚第2弾、堂々完結。
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Posted by ブクログ
面白かった!一気読みした!
先の展開分かっても面白い本だった。
香織の意識が大分薄れた……というか、少女の記憶が戻ってきてそちらに意識が近づいたというか。今回は前世の家族の事全然思い出さなかったもんね、前回までは何かって言うと思い出してたのに。本人も「ここが自分の生きる世界」となっていたし、ちょっと寂しいけど人は常に変わっていくモノだし。
途中人間関係ややこしくなってて、「後このページ数でまとまんのか…?」と若干心配しながら読んでた。主人公が稀に見る設定盛り盛りだったとここにきて判明したのは中々面白かった。転生者に間諜に寵妃に王女は、中々。
続きがweb版で読めるらしいが、できれば紙の本として読みたい所存。