あらすじ
厨師、香織。身分違いの恋をする。
転生先の中華風異世界で、香織が開店した食堂は大繁盛。毎日香織の手作りご飯を食べたい耀藍との距離も近づくが、いずれ朝廷に上がる彼との別れを予感し、切なさを胸に秘めていた。
そんな折、都では塩を喰う怪異「白い妖」の被害が広がり、塩不足に。耀藍と共に妖退治に繰り出すが……。さらに花街では、香織の主婦力が試される新たな試練が待ち受けていた!
中華転生お料理譚、下巻。書き下ろし「秘密のオヤツを秘密の場所で」収録。
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Posted by ブクログ
香織は前世での後悔を元に、ちゃんと生き直してるかんじだなぁ。
そもそも、前世の生活が立派な主婦で尊敬する。
続きは書籍化されないのかな?
Posted by ブクログ
下巻となっているので、これで完結かと思ったら、完結しないという。
続きはwebで、である。
恋愛物語としては一応決着はつくのだが、期間限定みたいな感じだし、完全決着ではないので、もやっと感が残ってしまった。
続きの刊行は未定なのかな。
おそらく身分差の件は、香織が隣国の王家の血筋ということで解決しそうと予想。
答えはこの上下巻では出ませんが。
上巻の感想で触れた転生前の家族がどうなったのか描かれたのが印象深かった。
いなくなってから大切さを分かっても……とは思うが、香織が引きずる必要はなさそう。
あの家族はこれから再生していくのだろう。
いい方向へ行ってほしいと本当に思う。
下巻でも結局「食堂」よりは花街でのお仕事の方がメインに感じられる展開だった。
まかないを作っているのは間違いないけれども。
ピンチも料理の腕で乗り越えていくところは一貫していた。
出てくる料理が今回も美味しそう。
一方で伏線未回収な部分も多く、勿体なさを感じた。
これはちゃんと「最後」まで刊行してくれないとすっきりできないのではないだろうか。