【感想・ネタバレ】チェーン・ディザスターズのレビュー

高嶋哲夫

202X年７月。
長年危惧されていた南海トラフ地震が発生し、日本列島の太平洋側は壊滅状態に。
若き環境大臣・早乙女美来は、特に被害が大きかった愛知へ向かった。
名古屋では、地元ＩＴ企業「ネクスト・アース」がＡＩ技術を駆使して開発した「エイド」によって、迅速な行方不明者の捜索と救助、避難所運営がおこなわれていた。
追い打ちをかけるように東京直下型地震が発生。
さらに、８月には過去最大級の大型台風が首都圏を襲う。
東京のビル群は崩れ落ち、閣僚の大半が亡くなり、緊急事態に対応するため美来が史上最年少で総理大臣に抜擢される。
しかし、絶望的な状況で、ついには富士山噴火の予兆が見え始め……
初の女性総理・早乙女は、ネクスト・アースのＣＥＯ・利根崎に協力を仰ぎながら、日本最大の危機に立ち向かう。
崩壊に向かう日本を救うことが出来るのか――。
防災シミュレーション小説の第一人者の集大成。

[ブクログ · ★★★★☆]

良い。
最悪の事態を想定した物語。でも起こる可能性はある。
災害に備えて日ごろから準備が必要。高台に住む。

[ブクログ · ★★★☆☆]

災害パニック物の巨匠と勝手に仰いでいる高嶋哲夫の著。面白かったが、ほかのパニック物の著作にくらべて終わりに切れがないように感じた。何となくの感想。

星三つ。

[ブクログ · ★★★☆☆]

どんどん災害かおこって、
政府が民間と協力しながら対応していく。とにかく、困難に立ち向かうのはそりゃ大変だけど、「理想的だな」という印象が強かった。超使いやすい便利なアプリ？ソフト。緊急事態だからとそれを速攻取り入れて、周囲を黙らせられる若手女性議員。おじいちゃん議員たちの強制退場状態。などなど。
理想的でしょう。そんな国に、今からすぐなってくれるといいのに。
さて、
首都が移転で終わった今作ですが…
今この時代、首都帰還までの話も読みたいものです。（でもこの文体じゃない他のでもよし）

[ブクログ · ★★★☆☆]

富士山の噴火により臨時的に政府機能を移転するんやけど、その移転先がまさかの飛騨市。

キャラ設定がうまく落とし込めとらん感じ。登場人物の会話が画一的やでかなぁ。
その辺りがきちんと描写できればもっと面白くなるのに。とか偉そうなことを感じながら読んでました…