【感想・ネタバレ】アフター・サイレンスのレビュー

あらすじ

高階唯子は警察から依頼され、事件被害者やその家族のカウンセリングを行っている。彼女は様々な傷を抱えたクライエントと向かい合う。夫を殺されたのに自分こそ罰を受けるべきだという妻。誘拐犯をかばい嘘の証言をする少女。心の傷から快復したはずなのに、姉を殺した加害者に復讐した少年……。多くを語らないクライエントが抱える痛みと謎を解決するため、唯子は奔走する。絶望の淵で、人は誰を想い、何を願うのか。そして長い沈黙の後に訪れる、小さいけれど確かな希望――。80万部突破「MOMENT」シリーズ、ドラマ化で話題となった『dele』の著者が贈る、深く胸に響く物語。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

題材は重めだけど読みやすかった

主人公がお父さんを完全拒絶じゃなく、
また会うかもしれない未来を
可能性として作れたのがよかった

加害者家族のカウンセリング編
みたいな感じで続きも読みたいな

0
2025年02月03日

Posted by ブクログ

ネタバレ

待ちに待った文庫化!待ってた!
本田さんの話を読むと、割り切れないものとの向き合い方とか、法についての向き合い方とか、全てのものについての感じ方っていうのは、人の数だけあって、どれが正しいとかの問題ではないことが痛いほど突きつけられる。全部正義なんだ。登場人物の色々な思いがダイレクトに伝わってきて、そこにはもちろん自分にとって新しい発見もあって、とても新鮮。毎回勉強になる。
ラストは元恋人が主人公を車で迎えに来て、車が発進していくところで終わる。なんだかデジャヴと思ったら、momentのときもそうだった。この表現は、自分の中で区切りをつけて、気持ち新たに未来へ進んでいくことを表しているのかしら。清々しくていい感じ。
あとやっぱり、会話部分がすきなんだよな。
ぶっきらぼうだけど、絶対的に優しい感じ。なんなんだろうな、本多孝好の住人だって安心する感じ。

0
2024年09月27日

Posted by ブクログ

ネタバレ

なかなかの重さ。
犯罪被害者のカウンセリングをしている唯子自身が加害者の娘でありと、なんだかややこしい。
加害者の家族にも被害者の家族にも当事者にもなりたくないとつくづく思った。
それぞれの家族の抱えるものが大きすぎる。
唯子の弟が1番自分の感覚に近いかも。
雅弘と唯子の関係がちゃんと終わってよかった。

0
2025年04月01日

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