あらすじ
若手作家の出雲秋泰は、福岡県某市翅賀村の奇妙な噂を聞く。
その村の“死か翅蝶”は己の鱗粉がついた者を呪い殺すというのだ……。
好奇心から村を訪れるも、土砂崩れで帰り道が閉ざされ、村に閉じ込められてしまう。
困り果てていたところ、偶然出会った親切な女性・翅ヶ崎セリの邸宅に投宿することに。
瀟洒な洋館で秋泰を出迎えたのは、蠱惑的な姉妹と個性的な使用人達。
姿を見せぬ女主人を案じ、部屋へ入ると口一杯に蝶を詰めた主人の死体があった!
因習と怨念の村で起こる怪奇事件、これは怪異か、それとも人為か?
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
因習村×館もの×探偵、しかも小説家に怪談師まで。
好きな要素てんこ盛りなのにきれいにまとまってて、最初から最後まで面白かった!
殺人なのか怪異なのか全然わからないまま、結末は鳥肌!!
前作未読が悔しいー!けど未読でも楽しめた♪
Posted by ブクログ
鱗粉が付いたら死ぬという翅賀村の呪い。翅ヶ崎家の当主イトが死体でみつかり、口の中からジャノメチョウが出てくる。その後娘の揚翅が蝶密室で撲殺されていた。
ジャノメチョウが死体に群がる理由がキツい。鱗粉が付いた人を殺し回ってた紋次。紋次をついに殺した翅ヶ崎家が地下の受水槽に隠そうとしたら紋次が今まで殺した人たちが入ってるとか…ゲロゲロ。その水飲んでるでしょ…ウゲゲ。その死者を介した水がジャノメチョウを呼び寄せるとは。揚翅が昆虫アレルギーで揚翅の部屋に蝶が入ってきたと助けの連絡が来て押し寄せたらジャノメチョウがブワーッと出てくるが奥の死んでる揚翅の部屋には蝶がいないという蝶密室は作りが良き。
ジャノメチョウが死体に群がるわ血肉を吸うわで気持ち悪い。愛に踊らされた共犯者も哀れでしたな。
Posted by ブクログ
己の鱗粉がついた者を呪い殺す"死か翅蝶"の言い伝えがある福岡県翅貨村を訪れた三流作家の出雲秋泰が招かれた邸宅で"死か翅蝶"の仕業としか思えない二つの密室殺人に巻き込まれる怪奇×探偵小説シリーズ二作目で、蝶の形を模した館や個性的な住人・使用人達、オカルト満載の謎を出雲と彼の担当編集兼怪談師・無妙が論理的に論理的に解決するのが面白く、本作も一気読みだった。