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代筆の依頼を受け福岡の某村に向かった作家。そこには死人の口に髪の毛を詰めて弔う風習があった。幽霊の存在に怯える住民たち、さらに奇妙な死体が出て……? 第44回横溝賞<読者賞>受賞作!
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Posted by ブクログ
匳金蔵 匳蔵子 匳幹久 匳雪 匳翠子 匳金代 匳千代 桂木直治 桂木直継 小山田多恵 下田心愛 糺川正 渡部誠一 無妙 出雲秋泰 小松(景仁) 神田宏一 高松篝
死者の口に毛髪を詰める奇妙な因習、儀式の最中に遭遇する怪異の数々、突如入れ替わった死体に三重密室の謎、ゴーストライターと怪談師のコンビなどホラーと本格ミステリーの融合が著しい作品で、不気味な雰囲気と論理的な推理のコントラストにカーや横溝正史御大の作品を彷彿とさせるものを感じ、最後まで楽しく読めた。...続きを読むラストは「そう来たか。」と思わされた。
当主の自叙伝を書くために、祝部村の匳家を訪れた作家の出雲はそこで奇妙な事件に巻き込まれる。客人が首を吊って死に、慣習としての「死に番」を任されてしまった出雲だが、一夜明けると死体は別人に変わっていた。そして屋敷に起こるさまざまな怪事は呪いなのか。スリリングで気味の悪いホラーミステリです。 いわくあり...続きを読むげな一族。過去の因縁。黒髪の呪いと幽霊。相次ぐ惨劇と三重密室。もう要素要素がどれも魅力的で、しかしそのすべてに絡みつくのは、圧倒的な黒髪のイメージ。美しい黒髪も、怪事が絡むと急に気味の悪さが勝ってしまいます。匳家に伝わる言い伝えから慣習から過去の怪談めいた物語から、とにかくどれもこれも気味が悪いとしか言いようがありません。だけど陰惨とした雰囲気ばかりではないのは、次々にとんでもないキャラが登場するから。探偵役にせよ刑事にせよ、これほどのアクの強いキャラがひっかきまわしてくれなければ、恐ろしくてなかなか読み進めなかったかもしれません。 そして二転三転するホラーとミステリ。怪異なのか、人為的な事件なのか。いったいどちらに落ち着くのか、わくわくさせられます。だけどホラーとミステリってきっぱり分けられるわけでなく、もちろん人為的な事件であっても怪異が介在しないというわけでもなく。最後の最後まで、絶妙な気持ちの悪さは残ります。
ふぁぁ…⁝(ᵒ̴̶̷᷄⌑ ᵒ̴̶̷᷅ )⁝久々に鳥肌立ったぁ… 髪に纏わる悍ましい因習を守り続ける一族にゴーストライターとして雇われた主人公、しかし…蓋を開けてみれば、名無しの老人の怪死事件が勃発中!!はいー?笑 そこから始まる。怪奇現象と連続殺人の乱舞! 謎が謎を呼び、自体は二転三転とまったく...続きを読む気の休まる事無く最後まで読み貫いた!!(〃´o`)フゥ…スゲェ 故にめっちゃ面白かったです! しかし…最後のほうで匂わせてたけど、シリーズ化あるんかなぁ〜あるなら読みてぇ〜(っ ॑꒳ ॑c)ワクワク
4.0点 ゴーストライターと会談師という異色コンビによる本格ミステリー。 この2人の掛け合いが相性良き。 髪に関する因習が絡む殺人事件。犯人は人なのか、それとも人ならざるものなのか。。 さすが作家と会談師、語られる口調や語彙が高尚過ぎて、単語の意味が分からないことが度々。。笑 都度調べれば良かっ...続きを読むたんだけど、面白くて続きが気になるんだよね 髪の毛って、生えてる時は綺麗だけど、一度抜け落ちると恐怖や汚れの対象になるのなんで何だろう。。そんなザラつく味がするホラーミステリーでした。
ゴーストライターの仕事の為、出雲秋泰が訪れた素封家の屋敷には、死者の口に髪の毛を詰めるという奇妙な風習があった。 折しも屋敷では、身元不明の老人が髪の毛で首を吊る怪事件が発生。秋泰は死体の番をせよと裏山の番屋に閉じ込められる。 翌朝、死体は別人のものに入れ替わり、床は人毛が埋め尽くしていた。 福...続きを読む岡の村を舞台にした、民俗学ホラー×ミステリ小説。 第44回横溝正史ミステリ&ホラー大賞〈読者賞〉受賞作です。 角川ホラー文庫から出版されているものの、どちらかと言えばミステリ要素の方が気持ち強め。きちんと論理的に説明がなされる中、ほんの少しの説明のつかない謎や人間の狂気、「髪の毛が口に入る」という全編を通してまとわりつく生理的嫌悪感などで、民俗学ホラーとしてもしっかり恐怖を残していて好きです。 現代が舞台のようですが、雰囲気も現代機器などもあまり出てこず、それこそ横溝正史作品のような世界観。 少々時代がかった大仰な喋り方なども、時折読み方などでつっかえることはあれど雰囲気に合っていて好みでした。 私が買った時の帯には、紹介文にかかるようにおそらく髪の毛をイメージした線が入っていて、髪の毛がへばりついているみたいで見るたび気になって不快(誉め言葉)。きっとその不快感がこの本の恐怖の本質だと思う。そんなところも凝っていました。 個人的には探偵役と主人公の掛け合いが好きでしたので、またどこかで見られたらうれしいなと思います。
Xで綾辻行人さんがオススメしていたので読んでみました。古い因習、旧家のドロドロした人間関係、屋敷の間取り、密室・・・。横溝正史好きな人にオススメしたい本格ミステリーでした。無妙のキャラクターは読む人によって好き嫌いがあるかな?センセとの謎解きをまた読みたいので続編希望。髪の毛はもうお腹いっぱいですが...続きを読む・・・。
著者がカクヨム出身ってこともあるのか、基本的にキャラが濃い ホラーなのに割と警察も出てきて、ホラーミステリーですね 怖いとなんで〜?の要素が絶妙で個人的にはとても好きな作品
本の雑誌から。登場するキャラの感じとか、怪異とミステリの絶妙な塩梅とか、どうしても刀城シリーズが頭を掠める本作。でもそれって、自分的には大好物ってこと。全てが現実的に解決されず、スーパーナチュラルな素因がうっすら残るあたりも同シリーズを思わせる。祈・シリーズ化。
現代が舞台ですが、古き因習に縛られた旧家そして怪異と横溝正史を彷彿とさせる舞台設定にワクワクさせられます。 怪談師無妙と主人公の軽妙な会話で恐怖はあまり感じられず、ミステリ色が強い作品となっています。 終盤の怒涛の解決、そして余韻を残す終わり方、次作への期待出来そうな作品でした。
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