【感想・ネタバレ】トモダチブルーのレビュー

宮下恵茉 / 遠山えま

『キミと、いつか。』シリーズ 宮下恵茉先生 待望の新作！ ぜったい共感！ リアル友情ストーリー!! “クラスのヒロイン”と言われ、楽しく学校生活を送っている真菜。季節はずれの転校生・小鳥と同じペンケースを使っていたことで、ふたりは意気投合、急速になかよくなっていくけど…!? 小鳥は別の顔を見せはじめる。真菜と同じ髪型、部活、塾――小鳥の“オソロ”はエスカレート。さらに「真菜には罰が必要」と言いだして…!? 部活も、学校も、どうでもいい。みんなからはずされた“クラスのヒロイン”真菜は…!? 巻末には、宮下恵茉先生と『絶叫学級』でおなじみ、人気漫画家・いしかわえみ先生の〈夢のスペシャル対談〉を収録！

[ブクログ · ★★★★★]

ほんの一瞬で関係が変わる。女の子なら、割と多くの人が経験してるんじゃないだろうか。たった10分の休憩での言い争いが、気づくとその後の時間から自分を見る周りの目が変わる。それは誰かの悪意ある回し手紙だったりと。いつか経験したことが思いだされて心がヒリヒリしましたが、このお話はそれだけじゃなかった。悪意ではなく狂気、嫌いではなく友愛・粘着。そこがもう怖すぎました。ラストは各々で、となると思いますが。その後もきっと小鳥ちゃんは、変わらないんじゃないだろうか。真菜ちゃんへの固執がすごかったです。うん、怖くて好き！