あらすじ
2025年現在、世界は明らかにAIバブルのただ中にある。投資の過熱、不透明な評価、過剰な期待、未成熟な制度、そして現場の混乱―どれをとっても、2000年前後のドットコム・バブルやスマートフォンバブルと酷似している。
そして、バブルは必ず崩壊する。歴史上、崩壊しなかったバブルは、ない。
だがその崩壊は、最終的には悲劇ではない。泡がはじけ、地面が見えるからこそ、本当に根付く技術が選ばれる。そしてそのとき、「AIを正しく使える者」が生き残るのだ。
そのためには、いまから備えるしかない。本書を読むことで、AIを正しく使うための力を身に付けてほしい。
・何が幻想で、何が現実かを見極める力
・投資家の視点ではなく、利用者の視点で技術を見通す力
・AIに任せるべきことと、人間が絶対に責任を持つべきことを見分ける力
・崩壊後にも残る「強い技術」と「確実な勝ち筋」を見つける力
(「序章」より)
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
通信分野を主要な活動領域としつつも、それ以外の周辺領域でも活動を続けている著者の最新の一冊にあたる本作ではAIを取り上げる。もちろん政策分野を本領とする著者のことだから、単にAI技術を解説したり、華やかな未来を提示するだけではない。
一方でやや刺激的なタイトル「AIバブルの不都合な真実」が示すような、悲観的な話題だけが提示されるわけではない。2025年末になってもまだ続くAIバブル(一部調整は入ったが、まだバブル状態は続いていると言っていいだろう)がいつかは破裂するというのは悲観的な情報ではあるが、それはほぼ確定した未来である以上、新たな驚きはないだろう。むしろ本作で提示されるのは、その後にどうするかという視点だ。
本作を通読すれば、AIというトピックが単にビジネスやIT技術といった枠組みを超えて、巨大な変動の出発点であり同時に結節点であるということがよくわかると思う。あまりに広大な領域であるが故に、全てをカバーできないという欠点はあるものの、まず2025年段階の現在を把握したいという人にはぴったりの一冊だ(そして2026年の半ばには、この本はもう陳腐化しているだろう)。
Posted by ブクログ
今や使うことが当たり前で、これからどんな世界を僕たち人間に見せてくれるのかと期待の高まる生成AI。
今の過熱するAI市場はバブルであり、バブルは必ず崩壊するものだと、冷静な視点で生成AI市場の実情と未来を教えてくれる1冊です。