あらすじ
マルグリットと話したことで家での待遇や彼女の気持ちをようやく知ったルシアン。
マルグリットのためにできることを次々と行っていくうちにルシアンは己の恋心に気づき――。
感情タグBEST3
もだもだする(*´艸`*)
自身を守るために感情を出さなくなった主人公と母親の期待に沿って次期当主らしい振る舞いをしてきた旦那さん。
旦那は友人の言葉で恋心に気づいたけど、主人公はいつ恋心になるかなー(*´艸`)
また友人きっかけになったらいいなー
ド・ブロイ家の方々には主人公との感覚差に驚愕して欲しい。自分たちの行いが主人公にとって生ぬるいと思われていたことに。
Posted by ブクログ
敵同士の家柄により、敵がい心があるルシアンに「愛するつもりはない」と言われたマルグリッドだが、彼女は実家よりも快適でぬるい虐めにほんわかとなりながら日々を過ごしていた。
今回は王妃へ受け答えをしたマルグリッドと対話しなければ。と決意したルシアンがマルグリッドの部屋を訪ねるところから始まります。
そこでの境遇に青ざめるのですが、マルグリッドは不幸せの底辺を知っているだけに小さな不幸せはマルグリッドを揺るがすものではありません。
その分小さな幸せを喜ぶこともできますので、ここでの毎日がとても充実しているものです。
ここに来て人間らしさを取り戻してきているマルグリッドに今後も期待したいです。
たとえここでの対応で(部屋とか着ているものとか)ルシアンの顔色が悪くなっているとしても(笑)
逆に赤くなってるシーンも多いのでルシアンの感情の起伏が大変です。ドンマイ、ルシアン。
でもそのルシアンの誠実さがこの関係性の鍵になるようです。不器用ですがとても頑張ります(次巻も、っていうか最後の決意が一番最難関かも)
ルシアンの過去をみると人格、行動を含めてルシアンを形成した理由がわかるので、かなり読み応えのある一冊です。
でもマルグリッドと自分を比べて思い知らされるシーンは切なくなります。
個人的に宣戦布告したアンナが好きです。ちゃんと誇りを持ってルシアンに仕えているんだな。ってほっこり(笑)します。